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教育 Archive

【復刻】 123 過去を捨て去ることの必要性と難しさ その 2 20001007

20世紀の後半に発生したソ連の崩壊は、意外な結末だった気がする。共産主義の唱える、資本主義の中での階級対立として捉えた(国際)社会が、固定化されすぎてしまったということである。すなわち時代の変化に伴って資本主義が形態を変えてゆくのに伴い、資本家なる実態が、単なる資本に基づいた支配階級という固定化したものでなくなってしまったところが、共産主義者の見誤りの一番のキーポイントだった気がする。要するに、共産主義の基本概念が(経済原理だけに基づいたために)空洞化してしまったということである。それに引き換え、共産主義自身といえば、人間の本質が変わったのではなく、古来からの人間の性(さが)である理論よりも利に敏い人々を輩出したし、人民のためといいつつ、官僚機構は歴然として、権力をもって君臨した。これが、経済原理とは別のところで着実に変化し、人類の大きな流れである自由・平等への動きに逆行し、人々から見放されたということである。しかしこれは対立が解消されたということではなく、共産主義が指摘していた構造は、すでに実体がないものに変化していたということである。すなわち、動いている社会は時々刻々変化をしているということである。これからの社会もこのように、新しい動きが出てきては、旧来のものと突き合わせることにより、相互に切磋琢磨しつつ、かつ淘汰が行われる社会になるに違いない。

 

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【復刻】 122 過去を捨て去ることの必要性と難しさ その 1 20000930

日本の政治や、経済の中での考え方が現在大きく変わろうとして来ている。これは小泉首相という、戦後には類まれな「国民に負担を強いることを知らせることが、自分の職務」と考えている人の存在が大きい。そして、過去のいくつかの既得権にも大きく改革の手が入ろうとしている。中味を良く見ると、過去のロジックが破綻していることが目に付く。例えばであるが、石油公団のあり方に対しては、批判は数多くあったものの現実的な施策にというところまでは来ていなかった。また道路特別会計を廃止するということなどは、大英断といっていいだろう。自民党の中からそのような動きが出てきたことが、時代の変革への動きということにつながることを示している。

 

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【復刻】 121 20世紀から21世紀へ 20000924

20世紀がどんな時代であったのかと言うことを、大分前から考えてきたけれど、ひとつ大きな特色は、物質と言うものをかなりのところまで、コントロールしてきたことが言えると思う。象徴的な出来事のひとつは、コンコルドの終焉である。人類が空を飛ぶことを可能にしたのが今世紀の初めであったが、スピードの向上はほどほどのところ、音速以下であったという結論になるであろう。経済性と言うのは、物質と交換する関係を指すわけだから、その意味でも、物による限界を極めたことになる。もうひとつの、物質の出来事で今世紀に起こってしまったのは、ヒトゲノムの解析終了宣言である。私は、このことは21世紀のことと思っているうちに、今世紀の出来事となってしまった。これも、生体を物質として捉えると言う点で、物質的なアプローチの成功事例と言えるだろう。このことから、私は20世紀が物というものを、とことん突き詰めてきた時代だと思う理由である。

 

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【復刻】 120 Topというもの 20000916

シドニーオリンピックが始まった。このWeeklyも実は、1996年のアトランタオリンピックが終了してから、最初はCharlotte Weeklyという、米国文化、習慣の紹介レポートのようなものから始まったわけだから、かれこれ4年経ったというわけである。当時のレポートもいつか紹介できる機会があると思うが、時は着実に経っているのを感じる。オリンピックは世界各国から、Topのプレーヤー達が集い、世界一を争うわけであるから、文字通り実力のTop争いが、目的であり、そこでの勝者はTop中のTopとなる。これを、ついつい事業のTopや他のスポーツのTopと比較したくなる。ここでは、閉鎖系社会のTopとオープン系の社会との比較で考えてみたい。

 

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【復刻】 119 変化の時代と勉強について 20000905

変化の時代に生きる生き方には、いくつか方法がある。ひとつは、昔のままを続けるという、マイペース型である。もうひとつは、回りの動きを見ながら、自分も進むというという、他人追従型である。
そして、3つめが、自分からその時代の動きに、積極的に参加して行くという方法である。これらが、今後起こるであろう動きに対して、どのような意味を持つのか、考察してみたい。

 

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【復刻】 118 20世紀という時代 20000626

20世紀という時代も、いよいよ終わりが近づいてきた。この時代を振り返ってみると、大きな時代の転換が現れているように思う。特に顕著なのは、最後の10年間が、時代を締めくくる動きをしていることだと思う。週刊シリコンバレーという、メールマガジンの100号記念でもある本号で、まとめてみたい。(週刊シリコンバレーという名前をはじめて聞く方には唐突ではありますが、「まぐまぐ」というメールマガジンでこのWeeklyを配布している時の名称です)

 

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【復刻】 117 スポーツとビジネス その4 20000619

状況の変化に対して、各種チームプレースポーツがどのように対応するかを比較してみると、監督采配型と、監督以外の現場指揮者采配型と、個人に任せると言う3つに分けられるように思う。1番目の監督采配型は、野球のみが持つ特質のような気がする。チームのためと言う理由で、監督から指示が出れば、強打者がバントをさせられることもあるし、投手が強打者を敬遠することもある。
監督の独裁的裁量ですべて決まるスポーツである。すべての選手の顔はは監督に向いている。
現場指揮者采配型のスポーツは、アメリカンフットボールが一番明解であると思う。バレーボールも一部アタックの時にフォーメーションをかけるのは、現場指揮者采配型である。その他はというと、選手一人一人が、自分で判断するというケースになる。これは、とても面白いことだと思う。

 

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【復刻】 116 スポーツとビジネス その3 20000729

スポーツとビジネスの関連を、組織運営として、内部から考えることとする。プロのチームであれば、オーナーが経営者(CEO)となるし、監督はCOOに相当するポジションであろう。COOの元には、選手が直結している場合が多いが、場合によると途中に、主将と言う人がいることもある。(野球、バレーボールなど)アメリカンフットボールはやや違っていて、攻撃の時だけクオーターバックという選手が出てきて、ゲームは彼の指揮の元で進められる。守りの時にはそのような人はいなくて、現場の選手に一任される。ここで考察を加えるのは、監督指示がすべての野球と、現場判断が中心のサッカー、ラグビー、バスケットボール、そして特別に造られたアメリカンフットボールに分けることとする。

 

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【復刻】 114 スポーツとビジネス その1 20000715

スポーツは、戦いのシミュレーションとも言われるし、またビジネスの動きと似ているところもある。今回はスポーツを時間と言う観点で考えてみて、ビジネスとの共通点や、あるいは成果の出し方がどのように関連しているかを考察してみたい。個人プレーとチームプレーについても考えてみたい。

 

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【復刻】 111 教えることと学ぶこと 20000623

教えることと学ぶことは、一対の言葉のように考えてきたけれど、どうもこれは考え方が違うようだ。以前は、教える人に教えるものがあったと思っていた。たとえば、掛け算とか、飯盒でご飯を炊くと言うような技術がそうであった。しかし、技術という中に盛り込まれない事柄、たとえば、政治家と芸術家はどちらが世界平和に貢献しているか判断する基準とか、プロスポーツ選手と経営者は稼ぎ高が大きければ優秀と評価して良いかなど、教えることの難しいことがたくさんあることがわかる。社会生活をしていると教えることができない項目のほうが圧倒的に多い事がわかる。そのときに人は、何から学んで何を考えるであろうか。ここに、教えられないことを学ぶということが発生するし、それが結果的に人間の価値観の多様性を生み出すこととつながっている。教えることを考えてみれば、教える人が意図したことがそのまま伝わることもあるし、逆に学ぶ側からは反面教師として、教える人から学ぶことも多くある。ここでは、個人がどのように学ぶことと向き合っているのか考えてみたい

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【復刻】 104 企業文化とカルチャー 20000621

米国の会社が新しいカルチャーを創出しているのは、目新しいことではない。エンターテイメントというものを、文化として定着させたのは米国の20世紀の大きな発明であったわけで、その延長上に企業が発信して行けば、企業からの文化あるいは、作られたカルチャーへとつながることになる。いくつかの例を見て、 ヴィジョンというものが与える影響の大きさを考察してみたい。

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【復刻】 104 帰属と自立 20000422

人間の心理や行動のなかで、帰属ということがとても大きな意味を持つことに気がつく。これは、民族によりパターンは異なるかもしれないが、ひとたび帰属が決まると、人間は、個人のときにはしないような奇妙な行動をとることがある。集団意識と呼ぶのか、帰属意識と呼ぶのか学問体系的なことは私には良くわらないが、場合によると同じ民族が東と西、北と南に別れてしまったばかりに、それまでは仲間であったはずの、お互いが戦争をしたりするし、幾つかの組織では社会的には認められないような行動をしている。政治や行政など、集団になっていると世間のルールと内部のルールとが一致しないことすら起こっている。これについては、所詮組織とはそんなものさ、と言う片付け方ではなく、自立という観点から考えてみたい。

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【復刻】 103 理解と信じること 20000411

理解することと信じることの間には、大きな壁がある。あえて、どちらが先かと言うと、私は信じることのほうが理解を超えていると思う。理由は、私はPCを使うことに抵抗がない。自分では正しく作られていると検証できなくても、正しいと信じているからである。そう言えば、時々不正な処理が行われました。製造元に問い合わせてくださいとかいう、メッセージが出てくる。MS Officeを使っているときに、これが出てくると、またビルゲーツの手抜きだと思いつつも使ってしまうし、ビジネスでの利用で問題になるとは思ってもいない。このあたりは実に心もとないが、私がPCを信じている現状である。これは、技術的な点からであるから、出来事は比較的ビジネスライクで済ませることができる。信じるという、別の側面についてはどうであろうか。有名な話ではダーウィンの進化論を信じない人々が米国にはまだまだ、たくさんいると言う。車の後ろにそのシンボルマークつけている人もいる。今回はこのような点に見られる、理解というものと信じるということが、時として離れてしまうのはどうしてか考えてみたい。

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【復刻】 102 第六感なるもの 20000404

前回は、アナログとデジタルということで、人間はデジタルという要因から成り立っているということを述べたが、デジタルの認知系とは別なのかどうかわからないけれど、無意識のうちにデータ処理をして、ある決断や、判断をするということが経験的に良くあるように思う。もともと、人間の行動や
思考は必ずしもロジカルではない。振り返ってみるとなぜあんな理屈に合わなかったことをあの時してしまったのだろうか、なぜ右に行くはずの道を左に行ったのだろうか、など日常的な事柄では数多くあるように思う。私などなぜこんなにPCを買ってしまったのだろうかと、狭い部屋に並んだマシンを眺めてそう思う。これは、判断がロジックばかりでは成り立っていないということから由来していると思う。その中で、第六感なる多分人間だけがもつ、判断ルールを考えてみたい。先ほどあげた例は、第六感と言うよりは「ぼんやり」に近いけれど、人間の行動様式を考える上では第六感も重要な存在だと考えられる。

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【復刻】 101 アナログとデジタル 20000331

ヒトゲノム解析も、セレーラジェネティックスの奮闘で、国家計画よりも早く全体解析が終わろうとしている。この解析結果が人類に与えるインパクトは予想がつかないということになっているが、いずれにしろ、人間の生体内たんぱく質合成の基本メカニズムが判るのであるから、病気の治療という応用分野のみならず、世界観にまで影響することになると思う。いずれにしろとんでもない時代になったことを痛感する。これも、デジタルという手法が活用されて展開した部分であるので、人間とデジタルのかかわりを考えてみたい。デジタルとは、ここでは分離して数えられるもの、アナログとは連続的でどこまでも切り分けることが不可能な状態と考えることとする。

 

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【復刻】 098 目利きと、プロ 20000220

米国の株式市場を見ていると、良くもまあ高い株価を維持できるものだと感心します。それをネットバブルと呼ぶ人達も、少なからずいます。今回は、なぜ米国がこのような経済活性化を成し遂げたのかを見たいと思います。特にシリコンバレーは21世紀型ビジネスモデルとして起業の創出に大きな役割を果たしています。それをつきつめてゆくと、個性の尊重が大きな役割を果たしている事がわかります。これを、検証してみたいと思います。日本でも、思想としてはなかなか面白いものがある事も、あわせて検討してみたいと思います。

 

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【復刻】 097 Y2Kで考えたこと、など 20000213

Y2Kは、大過無く過ぎたというのが実感です。その準備の過程や結果を見ると、生きて行く上での重要なポイントが見られたと思います。大きく見ると2つあると思います。まず、どんなことが起こるかという仮説をつくることと、おきた場合の対処の方法、そして2番目にはその対応を、ネットワークで共有化したことだと思います。世界中において、それぞれの部署であるいは、個人が同時にできたということが、大きな意味を持つことだと思いました。そのプロセスと意味を考えてみたいと思います。

 

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【】復刻 082 サービスの世界 19990619

サービスの質が高いと、とても快適だと言うのを実感します。それは、相手をしっかりと見てその人に必要なサービスをするからだと思います。たとえば、私のようにタバコを吸わない人間にとって、タバコ臭くないホテルの部屋やレストランはとても快適です。日本でも、Starbucks Coffeeが、コーヒーの味が変化するので、タバコはご遠慮くださいと表示をしています。ですから店内はコーヒーの香りのするいい環境です。こんなところが、サービスの一つの原点かもしれません。今回は、サービスについての考察をしてみたいと思います。

 

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【復刻】 081 リーダーとボス 19990612

現在の日本の経済状況を見ていて、以前日経連の会長をしていた、故鈴木永二氏の言葉を思い出します。リーダーとボスの差についての見解です。今から15年以上前になると思いますが、鈴木氏は当時、日本には、リーダーが不在である、いるのはボスばかりである、と喝破されました。その頃の私はあまりその意味が理解できていませんでした。しかし、現在考えると、素晴らしい見解だと思います。私たちは、ともすればリーダーとボスを同じような意味で考えがちです。今後、世界の中での日本の役割を考えると、ボスだけでは世の中が進まないことが分かります。今回はその点について考察したいと思います。

 

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【復刻】 078 21世紀 19990522

Lafayette Dr. Digital Weekly
19990522                 通巻第78号

以下、某新聞の5/15に記載された記事です。(インターネット版です)

日本の中高生は将来に夢をもっていない? 
日本青少年研究所(文部省、総務庁の外郭団体)が、21世紀がどんな社会になると思うかを全国の中高生に質問したところ、6割が「希望のある社会になるとは思わない」と答えた。他の設問でも、明るい未来に否定的な回答が軒並み7―8割に達している。ただし、同研究所は「今の10代が未来を真剣に憂えているとは思えない」と辛口だ。「現状に満足し切っており、 『今より良くはならないだろう』という程度にしか考えていないのではないか」とみている。調査はアンケート方式で、昨年秋から今年初めにかけ、中学生、高校生それぞれ1000人ずつに対して実施された。全員から回答を得た。 

「21世紀は人類にとって希望のある社会になるか」という設問では、「そう思わない」が61%で、「そう思う」の39%を大きく上回った。同じ調査は米国、中国、韓国の3カ国の中高生に対しても実施されたが、米、韓では6割強、中国では9割強が「そう思う」と答えており、日本との差が際だっている。日本の中高生の否定的な見方は、他の設問でも続く。「国民生活は豊かにはならない」67%、「人間は今以上信頼しあえない」75%。「不正や腐敗」については、84%が「少なくなるとは思わない」と答えた。
一方、意識を探る設問でも、「将来より今を楽しむことが大切」が67%、「努力ばかりではつまらない人生だ」が58%と、覇気のない答えが多い。

ここまでが記事の全文引用です。

この記事を読んだ私は、困った記事だと思いました。対策がとれないからです。
研究所が辛口なコメントをするのは自由ですが、新聞はその研究所のコメントをそのまま伝えているだけです。これは、記者クラブのお役所の発表をそのまま記事にするという手法そのものです。
私の友人の新聞記者が言っていましたが、お役所は白書を発表する時にも、白書を読まなくても記事が書けるように、記事の案まで作って記者に渡すそうです。(今から10年以上前の話ですから、今はどうか知りませんが)困った点は、研究所の意見に対する、中高生の声が出ていないからです。本当に努力ばかりでつらいのか、とかむしろ、将来を楽しむより今を楽しむことが大切などというのは、設問自身がおかしい。私なら将来も楽しむし、今も楽しむと答えますが。

そいして、覇気の無い答えが多い、という結論です。これでは、何も始まりません。なぜなら、会話を始めるきっかけが無いからです。先日のユースサッカー世界大会でも、日本の若者は準優勝という快挙を成し遂げました。努力が嫌いな人達には出来ないことだと思います。その素晴らしい事実があるのに、この記事はそんな事を無視して一人歩きしています。
この記事の延長上には、最近の若い者はという考え方が見えるような気がします。むしろ、大人にも同じ設問をして、将来がどうかを聞いてみるべきだと思います。今の時代、大人のほうが将来を暗く思っているかもしれません。

今回、申し上げたかったことは、このような受け売りの結論ではなく、自分の目から見てどうなのかという点を、天下の大新聞もやって欲しいということです。それでないと、勝手な思い込みや、推測ですべてが進んでしまうという、悪しきサイクルに入るからです。そうではなく、何が事実で、何を考えなければ行けないのか、もう一度見詰め直す必要があると思います。その、事実を直視することが次の世界を変える、一番の原動力だと思うからです。

この記事の、一番のポイントは未来を明るくないと思う中高生に対して、私たち大人が一体何から考え始めれば良いのだろうか、ということではないかと思うのですがいかがでしょうか。

本情報につきまして、皆様からのご意見ご感想をお待ちしております。
        八木  博        e-mail  hyagi@infosnvl.com

【復刻】 077 地域と事業 19990615

シリコンバレーだけでなく、米国は地域での行政の活動や企業の活動、ひいてはプロスポーツの応援まで地元をキーワードの動いているところが多いです。地域振興策を行政も、企業も住民も一体となって行う場合が良く見られます。シリコンバレーはその中の一つであり、その取り進め方が、21世紀の、共生型ビジネスモデルといわれる所以です。先日、NHKのBS-1で「ベンチャー立国は可能か」という題の、討論会がありました。その中で、一橋大学の米倉教授は、ベンチャーを育てる仕組みが重要である、と指摘していました。確かに、部品という分野で日本は製造業として世界に冠たる地位を築いたわけです。それから後の、テクノロジーでは、まだ世界をリードするものは、ゲーム機以外では出て来ていません。これから、ゲーム機端末が情報家電の牽引車になるとすれば、可能性は大です。(自動車や、家電の多くは組み立て完成品ですが、この市場を確立したのは、米国や欧州だったので、市場での対立が避けられません)
それでは、なぜ、地域なのかを考えて見たいと思います。

 

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【復刻】 076 夢と行動そしてリスク 19990509

米国の株価がとうとう11000ドルを越えてしまいました。それにつけても、実に元気が良いというのを実感します。なぜだろうかということを、夢の価値を中心に考えてみたいと思います。ベンチャーの動きを見ていると、夢を追っているということと、夢を買う人がいるということを、実感します。どういう事かというと夢を描いて事業を始める人に、投資をする人がいるのです。その中には、自分の多くない収入から投資してベンチャー起業家と一緒に夢を見ようとしている人もいるのです。投資で発生するリスクは、当然投資家が、負うことになります。これは、日本ではほとんど見られないことです。今回は、起業家と投資家を分けて考えてみたいと思います。

 

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【復刻】 073 データを採るということ 19990404

前回は、結果を評価するということがいかに重要であるかについて、ご説明しました。これは、頭では解っても、具体的にやる場合には大変難しい事だと思います。今回は、その為に何をすることが必要になるかを考えてみたいと思います。その前に、現在日本の置かれた経済状況を振りかえってみて、どのような過去があったかを見てみたいと思います。
日本の製造技術を、世界に冠たるものにしたのは、TQCシステムで、これにより日本の製品は高品質、低価格を成し遂げました。これは1980年代の半ばに、世界の半導体業界を席巻し、あのインテルをして、日本に負けたと言わしめたわけです。今からほんの10数年前のことです。それから、米国は日本に学べということで、産官学挙げてTQCのシステムを学び、経済活力の回復をねらいました。その中に、NPOを積極的に活用する仕組みなど取り入れ、優れた技術、システム、社会制度そしてリーダー達を輩出しました。90年代に入ってからは今や、経済活動では米国の一人勝ちが現実に起こってしまっています。

 

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【復刻】 072 結果をチェックするということ 19990328

前回は、手段と目的を取り違えると、当然結果が大きく狂うということになってくることをご説明したつもりです。すなわち、組織活動を例に取ると、組織の長になるという「目的」を持った人にとって、長になればそれは目的を果たしたことになるのです。それは、その人にとって長になったあと、組織は存在さえすれば良くなる、あるいは自分を長として遇する人々を周りに集めるという行動につながることが多くなります。ですから、組織の目的を明確にすることよりは、自分の長たる時間を長くすることに、腐心することになります。これは、残念ながら、多くの日本の組織が過去にやってきた行動パターンの一つです。今回は、そのような履き違えの目的を設定した時の、修正する方法などを考えてみたいと思います。

 

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【復刻】 071 目的と手段 19990321

現在、日本の社会を見ているといくつかの混乱が見られます。一つは目的と手段の取り違えです。もう一つは、生きる理由というか、目的のチェックが無いまま社会が出来上がってしまった、ということでしょうか。これは、私自身の反省も含めて考える問題だと思っています。
前者は方法論、到達点として問題で、後者は人として主体的な関わり方に関連が出てきます。
この問題を、一度は考えないと、日本の今の状況を招いた要因を見つけ出すことは出来ないと思いますので、いくつかの例を検証してみたいと思います。

 

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【復刻】 069 情報の価値 その4 19990214

情報を集める仕組みについて、前回ご説明しました。今回は実際の会社の中で、どのように進められているのかを見たいと思います。これは、必ずしもハイテクの分野でない会社の説明ですので、その点日本でも参考になるところは多いと思います。

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【復刻】 068 情報の価値 その3 19990124

Lafayette Dr. Digital Weekly
19990124                 通巻第68号

今回は、情報を価値に変える仕組みを考えてみたいと思います。今まで情報は独占するところに価値があったのですが、インターネットや個人の意識の変化で、オープンな情報を早くビジネスにつなげることが、世界の主流になってきました。それを米国がどのような仕組みにしているかを眺めてみたいと思います。私の考えも入っていますので、ご了解ください。

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【復刻】 067 情報の価値 その2 19990117

前回は、情報のコストを中心に情報をお送りしましたが、今回は情報の活用について、ご説明したいと思います。情報の価値は、使いこなしから生まれると言うことです。当たり前なのですが、意外と日本の社会では理解されていないのではないかと思うことがあります。

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【復刻】 063 信用と信頼 19981205

似た言葉で、意味が違う言葉がいくつかあります(当然ですが)。最近目にする言葉をいくつか比較してみたいと思います。信頼と信用、融資と投資、などです。良く考えると、混同していて判断を誤ることなど、有り得ると思います。

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【復刻】 036 Missionという言葉 19980518

Missionという言葉は、米国では良く目にします。会社の事業目的やプロジェクトの遂行目的を明確にするときにこの、Missionと言う言葉が出てきます。これは結構大きな意味を持っていまして、会社やプロジェクトがそのMissionを果たすかどうか、常にチェックされています。それが、会社やプロジェクトの存在理由と言っても良いと思います。では、どのように機能するのかを検証してみたいと思います。

 

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【復刻】 099 日本の製造業 20000227

日本の製造業について、考えてみました。要は、強いといわれるようになった歴史です。現在からさかのぼると、とても判りやすいと思います。なぜ、品質という基準を世界に入れることができたのか、その時の日本の状況とあわせて考えると、見えてくることがいくつかあると思います。これはそのまま、未来のわれわれにも当てはまると思いますので、まとめてみます。

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【復刻】 096 日本的なものと西洋的なもの その9 19991203

明治は急速に西洋を模倣し始めます。そして、経験者がいないことと、手本が無い事ゆえに、新しい制度や、思想が次々と取り入れられます。それも、今から思えばとんでもない若い人達がリーダーになって進んで行くわけです。この時代の動きを良く示した本は、司馬遼太郎の「坂の上の雲」ではないかと思います。今回は、個別の論考にあまりこだわらず、明治と昭和とをつないだ考察をしてみたいと思います。この事は、現在の日本の置かれている問題を考える上での一つのヒントになるのではないかと思います。歴史は繰り返されると言う意味ではなく、明治から昭和に来るところでいくつかの忘れ物をしてきたからだと、私は思います。

 

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【復刻】 095 日本的なものと西洋的なもの その8 19991120

大政奉還が、平和裏に行われた陰には薩長連合や勝海舟と西郷隆盛の会見など、一人一人の志と、命を懸けた使命感で、舞台が作られた感じがあります。しかも誰か一人が欠けたら、成立しなかったであろう危うい状況もありました。特に幕末の10年間は本当に、武士階級から天皇を国家の中心とした社会への推移として、実に見事に移り変わった時代だと思います。もちろん、戊辰戦争のような内乱にはなりましたが、それでも国としての大きな動きは、一つ一つ着実に進められて行きました。

 

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【復刻】 094 日本的なものと西洋的なもの その7 19991113

幕末から、明治維新にかけては欧米の市民革命に匹敵する動きがありました。しかも、権力の移転が平和裏に行われたということは、当時の世界の動きの中では、特筆に価するように思います。
そして、そのことを起こすように仕向けたのは、必ずしも権力階層の武士ではなく、志を持った下級武士を商人階級が応援する形をとりました。この時代のことを司馬遼太郎の小説で読むと、とても考えさせられます。特に坂本竜馬の動きを見ていると、個人が持つ力の大きさというのを、改めて感じます。広く情報を集めて世界を知り、そして当時の日本にとって必要なビジョンを描いて、それに合う戦略を立てて、実行するというすがたです。こえこそ現代でも通用する手法だと思いますし、それが現代の「坂本竜馬待望論」につながっていると思います。今回はその当時の構造を解析してみたいと思います。

 

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【復刻】 093 日本的なものと西洋的なもの その6 19991030

幕末の頃の人々の国際社会の情報源は、長崎の出島でした。そこには、オランダ商館が置かれ、唯一の情報はそこから入って来ました。シーボルトや平賀源内などの科学技術や医学に対する知識の整理や、オランダ語の辞典の作成や書籍の翻訳など、限られた枠の中では、相当一生懸命行われていました。これは、昨日「江戸東京博物館」で話を聞き、その証拠の品物を展示品で確認した事ですが、以下のような事がわかりました。

 

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【復刻】 092 日本的なものと西洋的なもの その5 19991016

江戸時代が、人口と生産のバランスの取れた時代で、すでに江戸は、100万都市であったと言う事を確認しました。当時の大名が奨励した、地域産業の振興、田畑の開墾、不作の時は倹約の率先垂範など、今からでも学べる事は沢山あります。(上杉鷹山がビジネス書に出てくるのはその一例です)これは、経済バランスから言うと入るに合わせて出を制すという、バランス管理の問題です。これは、財政管理技術としての面と、産業開発やライフスタイルなどを含めた大名の藩内の政治理念になっていました。結果的には、財を強くしたところが生き残る構図となったわけで、やはり、先立つものは重要な役割を持っています。

 

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【復刻】 091 日本的なものと西洋的なもの その4 19991002

前回は、江戸時代に入る前までの考察をしました。日本人は海洋民族として、倭寇となり東シナ海や、黄海を暴れまわった実績があるところまでを確認しました。今回は、江戸時代の鎖国の周辺と、鎖国の持つ意味を考えてみたいと思います。家康はアジアの国々のほかオランダやメキシコそしてイギリスと通商条約を結んで、貿易を始めています。三代将軍家光の時代に鎖国が行われます。この間、西洋では宗教から科学へと自然科学が芽生えて行ったのに対し日本では、国の中での思想や、芸術そして技術が伸びて行きました。これは、善悪ではなく明らかに文明の進み方の典型なのだと思います。鎖国は歴史年表によると1639-1854まで続いた事になっています。では、この時の日本の社会は、どのような状況だったのか、推定してみたいと思います。

 

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【復刻】 087 小沢征爾について その5 19990815

小沢征爾についてといいつつ、今日は海外で活躍する日本人について、まとめてみたいと思います。これは、日本人のもつ、国民性が本質的に閉鎖的なのかどうか、ということを検証する事と同じだと思います。私の独断であることをお断りした上で、まとめてみたいと思います。

 

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【復刻】 086 小沢征爾について その4 19990801

小沢征爾の、最近の活動はいろいろありますが、日本では1992から始まったサイトウキネンフェスティバル松本が定着しています。今年も8/29から9/12まで行われます。
詳しくは  www.icon.pref.nagano.jp/usr/aoba-hotel/saito.htm をご覧ください。今年の目玉オペラは、ベルリオーズの「ファウストの劫罰」です。
さて、話は変わりますが私が、小沢征爾という人を見ていて思うのは、縁を大切にしているということと、重要なことに集中しているということです。これは、すべて行動でしか証明できないことであり、それを実行し、持続するのは容易なことではありません。

 

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【復刻】 085 小沢征爾について その3 19990718

小沢征爾の件につきましては読者の方々から、リアルな情報を頂きまして、その中味のリアリティーに驚いています。インターネットの持つ瞬時性、グローバリズムが実感できました。ある方からは、若い頃に、ボストンのお寿司屋でアルバイトをしていた時の情報をいただきました。その時に小沢征爾が時々お昼を食べに来たそうです。周囲は彼に静かに食べてもらおうと、気を遣いながら、遠巻きで対応するような状態だったそうです。食べ終わって、帰る時はあの笑顔にななって挨拶をしたそうです。そして、その時に小沢征爾のオーラを感じたそうです。で今回は、小沢征爾の持つオーラあるいはカリスマ性について、考察してみたいと思います。

 

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【復刻】 084 小沢征爾について その2 19990710

前回は、斎藤秀雄と言う小沢征爾の先生についてまとめました。今回は、小沢征爾の家族について、知る範囲でまとめてみたいと思います。小沢征爾は1935年、満州の奉天で生まれています。その時の父親の行動などは、当時の日本人の思想とも深く関わっており、その活動は小沢家の人々との活躍とは今日的に見ると、相反するようなところが見受けられます。いくつか私なりに検証してみたいと思います。

 

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【復刻】 083 小沢征爾について その1 19990626

私はかねがね、小沢征爾という人の行動や、考え方に注目してきました。2002年からウィーン国立歌劇場の音楽総監督の地位を約束されました。ここ10年間空席だった、世界最高峰の指揮者の地位です。彼が自分の道を進んでいることを知るのはとても楽しくまた勇気づけられることが沢山ありました。特に、彼が育ってきた環境や彼自身の周囲の人への思いやりなど、日本人の素晴らしい面や、情熱の為し得る力など一人の人間の素晴らしい生き様を見ることが出来ます。今回、私の知る範囲で小沢征爾とその周りについてまとめてみたいと思います。

 

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【復刻】 106 仲間作りのすすめ 20000614

米国社会が個人主義社会であるのは間違い無いけれども、それは決して個人の孤立を意味していない。むしろ日本の社会のほうが、個人が孤立している感を受ける。これは地域や友人のネットワークを比較してみると実感する。すなわちこうである。日本の社会の大部分を構成する、サラリーマンの人たちの行動を見ていると、地域や友人ではなく、所属するところに自分の時間を費やしている。今でこそ少なくなったが、バブルのころはそのような人々でにぎわったサービス産業も数多くあった。助け合うことで個人の枠を越えた大きな力が発揮されることはしばしば見出される事実である。今回は、これからの時代に発生するネットワーク型のつながりの中で、個人としての関わり方を考察してみたい。題して、仲間作りのすすめである。

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【復刻】 029 ネットワークと信頼関係 19980330

シリコンバレービジネスでは、ネットワークという言葉が良く使われます。そしてこの言葉を軸にして成長を続けていると考えていいと思います。この言葉の中には、コンピューターや、インターネットによる「物理的」なネットワークと、「人間的」なつながりによるネットワークと、両方含まれています。10年前でしたら、会社にはネットワークが導入され、社内の「物理的」ネットワークで仕事を進めることができました。しかし、会社のような大きな組織に属さない人は、「物理的」ネットワークの中には入れませんでした。しかし、インターネットの普及に伴い、組織に属さない人でも、容易に「物理的」ネットワークに入る事が出来るようになりました。このことは、仕事の取り進めについても、いくつか変化をもたらしています。その理由は「人間的」なつながりと、「物理的」なつながりができると、「組織的」な行動が取れるようになるからです。会社という組織から見ると、社内と言うネットワークのほかに、会社外との「物理的」「人間的」広がりを意味します。逆に組織には属していない人から見ると、組織として存在している「会社」の「人間的」な部分を取り込んでいる事になります。

 

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【復刻】 058 米国西海岸での制服 19981025

シリコンバレー周辺は、通勤にもカジュアルな服装が多く、スーツ姿の人達は、セールスパーソンや、銀行員など、限られた職種でしか見られないように思います。しかし、スーパーや宅配便あるいは、ホテル、ハンバーガーショップのような、お客と直接接する小売では、制服が目立ちます。この事は、スーツ姿が少ないことと重ねあわせると、私にはやや不思議な気がします。本来、私服が好きな国民なはずですが、制服をどのように位置づけて生活しているのかを見てみたいと思います。

 

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【復刻】 057 ビジネス教育と学校、政府 19981018

米国での、学校教育の中でビジネスを単位に加算するシステムがあります。インターンシップと呼ばれるものですが、なかなか合理的で、しかもビジネススピリットを学にはとても良い機会だと思いました。そして、自分でベンチャービジネスを起こした英国人からは、英国にはもっと違うシステムがあるよとも教えられました。話を聞いてみて思ったのですが、日本の現在の経済的な閉塞状態を打ち破るためには、日本の教育の中にも取り入れられる要素も多々あるのではないかと考えました。

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【復刻】 043 夏休みの到来 19980706

家の子供達の学校も、6月の20日の週で終わりまして、いよいよ夏休みに入りました。米国の学校は8月からが新学年で、6月までで1学年という仕組みになっています。気候から言えば、シリコンバレーは昼間の日差しはきついですが、朝夕は涼しいです。ですから日本のようなぎらぎらする暑さでの夏休みとはちょっとイメージが違います。それでも、夏休みは8月の下旬までしっかりありますから、まる2ヶ月をどう過ごすか、とても大きな家庭内の問題です。

 

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【復刻】 026 ワイナリーで考えたこと 19980309

先週の週末は、シリコンバレーから、北に1時間ほど行ったにあるNapa Valleyという、カリフォルニアワインの産地に行きました。今回は日ごろから苦労をかけている家内に、18回目の結婚記念日のお祝いをかねてゆっくりしてもらおうと、1泊で出かけました。本当は熱気球に乗って、空中散歩をしたかったのですが、早朝の天気が不良で、飛行は中止になってしまいました。しかし、ワイナリーに出かけて、いろいろなワインを試飲したり、温泉に入ってゆっくりしました。ここで考えたことなどご報告したいと思います。

 

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【復刻】 020 家の子供が、「いじめ」にあった! 19980119

今週は、昨年暮れにあった、我が家の子供に対する、中学校での「いじめ」事件について報告します。

 

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【復刻】 019 米国の気概 19980112

米国でベンチャーと騒がれていますが、新しいビジネスが沢山出てくるところまではわかりますが、成功する会社は2-3%であると言われています。結果として成功したビジネスを見ていると、内容もさる事ながら、人間的な要素が深く関わっているような気がします。その一つが創業者の気概です。新しいビジネスの種を育てつづけるために、気概と言うものが必要になってきて、その気概が仲間を集めてビジネスを広げて行くと言うのが成功した会社の共通パターンのような気がします。米国での個人は、マイペースで動くように見えます。しかし、ひとたびビジネスと言う点で見ると、そのスピードは驚くべきものがあります。今週はいくつか気概について気のついた事をまとめてみたいと思います。

 

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【復刻】 013 子供のスポーツ活動参加記録 19971201

今週は、子供の地域活動のうちスポーツに関する参加体験をご報告します。
内容は、子供の参加ではなく、「親」の参加という視点です。我が家の二人の男の子はどちらも
サッカーのクラブに入っています。上の子はハイスクール(高校)のクラブ、下の子は地域のクラブです。どちらも秋のシーズンですので毎週試合があります。平日は練習か試合、土曜日は必ず試合という感じで、週末になると親は二人の送り迎えと試合の応援で、てんてこまいの忙しさになります。とりわけ、日ごろ主担当で送迎の任務をしてくれる家内が、11月の半ばに10日ほどテニスの試合で日本に行ってしまいました。その間の子供のスポーツ活動を支援するのは、私しかいません。この機会に、じっくりと活動内容を見ることができましたので、直接情報をお伝えします。

 

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【復刻】 050 考えたことを書いていたらもう通巻第50号 19980831

このWeeklyも通巻第50号になりました。以前書いていたWeeklyも50号でしたから、かれこれ100週間にわたって書き続けたことになります。なぜ書き続けているか、ということを自分でも振り返ってみました。原点は、ある種のカルチャーショックであったと言えると思います。そして、インターネットをいろいろ覗いてみて、ホームページを更新することがその存在を継続させる、大きな要素であることがわかりました。そこで、これからのインターネットの世界に、自分としてどこまでできるか、試行錯誤してみたのがこのWeeklyです。書く事自身は、それほど苦になりませんが、今後どのように方向づけて行くのか、考え続けています。その思考の中味として今回は、私がWeeklyを継続する原点について、すこしまとめてみたいと思います。

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【復刻】 045 シリコンバレーの「志」 19980720

シリコンバレーにいると、いろいろなことを考えている人が、世界中から沢山集まっているのを実感します。ある人は、ひとやま当てたいと思ったり、別の人はこの技術を、世界の人々に使ってもらいたいと思ったり、様々です。でも、その中でも「志」という見方をすると、何故か人々の想いが、脈々と伝えられてきているところを感じます。先日、日本から知人が来まして、シリコンバレーを案内しているうちに、思い当たることがつながりを持ち始めました。理解の程度は、十分ではないかもしれませんが、まとめてみたいと思います。

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