Home > アジア
アジア Archive
【復刻】 110 マネジメントと管理 20000617
マネジメントという言葉ほど、なじみがある割には意味がはっきりとしていない言葉はない様に思う。通常日本語に訳されると、経営とか、管理という言葉になるが、まず、経営と管理とは大きく意味が異なる。経営は目的であり、管理は手段というのが大きな違いで、この差が日本語での使われ方に大きな違いを発生させているように思う。ITの利用や、Win-Win思想が主流となった現在の状況から考えて、どのようにマネジメントあるいは、管理というのを考えるのが好ましいのか、考察する。
【復刻】 097 Y2Kで考えたこと、など 20000213
Y2Kは、大過無く過ぎたというのが実感です。その準備の過程や結果を見ると、生きて行く上での重要なポイントが見られたと思います。大きく見ると2つあると思います。まず、どんなことが起こるかという仮説をつくることと、おきた場合の対処の方法、そして2番目にはその対応を、ネットワークで共有化したことだと思います。世界中において、それぞれの部署であるいは、個人が同時にできたということが、大きな意味を持つことだと思いました。そのプロセスと意味を考えてみたいと思います。
【復刻】 080 地域とインターネット 19990606
地域における、産業活動はどのようなものが良いのか、いろいろな国のものを比べてみているのですが、どうもキーワードは地域という考え方ではないかと思い始めました。ヨーロッパでも多くの都市は、その中に事業体や生活の場を持ち、地域としての活動をしながら、事業を進めるという形でした。とくに、古い建物(500年以上のものもかなりあります)を生かしながら、地域として生活の場を提供しているのは印象的でした。歴史は新しいですが、地域でビジネスと言う意味ではシリコンバレーでも同じだと思いました。すなわち、企業はまず地元で事業を進めます。
都市でも、東京やNYCやLondonのように、大きな都市であるがゆえに、人々が仕事をする場所と、住んでいる場所とが大きく離れている形態があります。仕事をする人、そこで生活する人、そして、事業活動をする人の3者にとって、どのような仕組みが良いのかを考えてみたいと思います。
【復刻】 064 情報の集め方 19981220
米国の経済が、未だ勢いを失っていないのと比べて、日本の経済は明確な指針の無いまま活気を失っています。以前、失敗の本質という本を紹介した中で、大本営の行動は、明確な指針を出さずに太平洋戦争を実行してしまったこと、そして、現地はひたすら局地戦で戦うことしか考えていなかったことです。これが、米国の諜報活動によって、日本軍の手の内を読まれながら、ひたすら敗戦へと進んでしまったシナリオです。その時と比べても、現在はあまり変わらないのではないかとさえ見えてきます。あるべき姿の議論が無いまま、対処方のみの対応に追われているからです。今回は、そのなかで情報の持つ役割を考えたいと思います。
【復刻】 006 多民族都市シリコンバレーの行動様式に学ぶ その1 19971006
今週は、多民族都市であるシリコンバレーに来ている各民族が、どのようにその民族の生活パターンを反映しながら、生活し、仕事をしているかを見てみたいと思います。もちろん、私が経験したことを中心に考えていますので、奥行きは不足しているのは承知の上です。まずは、家族とビジネスいう観点で各民族を対比しながら述べてみたいと思います。
【復刻】 022 シリコンバレーの中の日本 19980202
シリコンバレーに来て、はや6ヶ月がたちました。ようやく、近所のこともわかり始めましたので、日本人がどのように関わっているか見えてきました。経験をもとに、まとめてみたいと思います。
【復刻】 106 仲間作りのすすめ 20000614
米国社会が個人主義社会であるのは間違い無いけれども、それは決して個人の孤立を意味していない。むしろ日本の社会のほうが、個人が孤立している感を受ける。これは地域や友人のネットワークを比較してみると実感する。すなわちこうである。日本の社会の大部分を構成する、サラリーマンの人たちの行動を見ていると、地域や友人ではなく、所属するところに自分の時間を費やしている。今でこそ少なくなったが、バブルのころはそのような人々でにぎわったサービス産業も数多くあった。助け合うことで個人の枠を越えた大きな力が発揮されることはしばしば見出される事実である。今回は、これからの時代に発生するネットワーク型のつながりの中で、個人としての関わり方を考察してみたい。題して、仲間作りのすすめである。
【復刻】 033 ネットワーク社会と縦型社会 19980427
インターネットが国境の壁や、階層、思想を超えながら世界中に広がる状況は、文字通り「世界はひとつ」「人類としての一体感」を実感させます。その中で、日本はこの利用に少しばかりためらいが大きいように思います。なぜそうなっているのか、私自身の経験を踏まえて、論じてみたいと思います。特に最近友人から教えられた、アドラー心理学という中に、縦社会の発想ということと、横社会という考え方があることがわかり、これはちょうど、旧来の会社社会と、ネットワーク社会とを対比するのに適切な表現だと思うので、これに基づいて考察してみました。ちなみにこの心理学は1920年代ころのものだそうです。詳しくお知りになりたい方は、城内さんにお尋ねください。E-Mailはshirouti@bronze.ocn.ne.jpです。
【復刻】 032 ネットワークを使った世界と日本 19980420
米国での仕事のやり方を見ていると、ネットワークをうまく使いこなしている事に気がつきます。いろいろなデータをコンピュータに入れて、そのデータを必要な人に次々と送ると言うシステムが、うまく出来ています。今回はその実態と背景をご報告したいと思います。
【復刻】 025 シリコンバレーにも春が来た! 19980302
3月に入りましたが、皆様方の春はいかがでしょうか。こちらシリコンバレーも、ようやくカリフォルニアらしい太陽が出始めました。梨の花、木蓮の花も終わり、現在は桜が咲いています。今年の冬は、あのエルニーニョのおかげで、雨の日ばかりでした。サンフランシスコを中心とした、北カリフォルニアは比較的被害は少なかったですが、浸水だけでなく、土砂崩れなどが発生しました。身近では特に大きな被害にはあいませんでした。しかしTVや新聞の報道によれば、ロスアンゼルスを中心とする、南カリフォルニア一帯は、かなりの被害が出たようです。今回は、米国の庶民はそのような悪天候の冬をどのように過ごしてきたかを、まとめてみます。
【復刻】 112 シリコンバレーはICで持つ実感 20000701
シリコンバレーは、IC(インド人と中国人)で持つといわれて久しいけれど、確かに、インド人の人々が、最近多く目に付くようになった気がする。以前の職場にも、インド人も中国人もどちらもいたけれど、勉強家だし、能力は高いと思った。そして、自国の歴史に詳しく、両者とも自国は大国であるという自負心は強かったように思う。ちょうど高校の卒業式の時期に、地元のSan Jose Mercury Newsが、優秀な卒業生を紹介している面を見ると、これが、圧倒的にアジア系が多い。アジア人は実に教育熱心だと言うのが良くわかる。
Home > アジア