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【復刻】 018 シリコンバレーの大晦日と年明け 19980106

Lafayette Dr. Digital Weekly
1998年01月05日号           通巻第18号

皆様、あけましておめでとうございます。今年も精一杯、現地、現物の新鮮な情報をお届けしたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
さて、今週は大晦日と新年についての状況をご報告いたします。
大晦日は、普通の日です。仕事もありますし次の日が休みと言う事では、金曜日に近いかもしれません。仕事は終わり、いったん家に帰りますと人によってはカウントダウンの準備に入ります。
それは、街に出ていってレストランでの食事であったり、ディスコのパーティであったりいろいろです。さすがにこの時ばかりはレストランには予約なしでは入れないところが多いです。しかも特別メニューのところも多く商売としては掻き入れ時になります。

 

私のところはいつも通りの早寝早起き生活でしたので、夜の10時半ぐらいには寝てしまいました。多分午前0時ごろだと思うのですが、家の外で乾いた「パン・パン・パン」と言う音がしました。ああ、新年の祝いに爆竹でもやっているな、と思いつつまた眠ってしまいました。これは以前いた街でも同じでした。ただ、爆竹を売っているところがあまりないのにどうやって手に入れるのかは、良く分かりませんでした。次の日、TVのローカルニュースを見て気がついたのですが、大晦日の午前0時には新年を祝ってピストルやライフルの空砲を撃つ人がいるそうです。そうすると昨夜の音ももしかすると銃声なのかもしれないと思い当たりました。しかもTVのニュースでは、実弾を空に向けて撃つ人の事を報じていました。もちろん空に向かって撃つのですが、たまたまそれが電柱のトランスに命中したりすると、停電したりして近所に迷惑な事態になるので、空砲でやってくれというものでした。それにしても、やはり自由の国、自治の国、そして鉄砲の国、米国と言う感じです。

カウントダウンと言うのは、どこか街中の広場で行われる事が多く、サンフランシスコではユニオンスクエアに人が集まって午前0時を待っていたそうです。これは、参加した人からの報告だったのですが、人が集まっているだけで、そんなに(ハロウィーンほど)盛り上がりはなかったそうです。

さて、1月1日です。この日は祝日でお休みです。私の家はお正月の様子を見に、サンノゼの街へ出かけました。ビジネス街や、商店はほとんどがお休みで午前中の街はガラーンとしています。インターネットで開いている事を確認したロボット博物館へと行きました。ここはお正月でもやっていまして、家族連れで賑わっていました。ただ困ったのは、お昼ご飯です。レストランは昨日の荒稼ぎの後で軒並みにお休みで、食事をする場所を探すのに街中を2キロくらい歩きまわりました。しかも、愛用のデジタルカメラはしっかりとバッテリーが上がっておりまして、お正月の写真は撮れず。
今年の年初の教訓は、「休みには休め」と言う事になりました。

 

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