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ネットワーク Archive

【SVMF】 新春ネットワーク会の反響

  • 2008-01-30 (水)
今年の新春ネットワーク会は、レスポンスが多かった。

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【SVMF】 SJAとのコラボネットワーキング

  • 2008-01-27 (日)
昨日は絶不調の中、SVMFとSJA(Stanford Japanese Association)とのコラボネットワーク。

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【SV】 シリコンバレー関連書籍から見た歴史 (Beta)

  • 2008-01-25 (金)
シリコンバレーに関する書籍で、現在分かる範囲で古い順からList アップした。 

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【本-06】 ヒトデはクモよりなぜ強い O. ブラフマン

  • 2008-01-24 (木)
アルカイダはヒトデ(型組織)だそうだ。

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【TOPICS】 幹事適任者見つかる

  • 2008-01-22 (火)
昨日は、シリコンバレーに駐在5年、今週末に日本に帰任する、Maruさんの送別会。

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【Blog】 Web2.0サービス 実践ガイド

  • 2008-01-17 (木)
昨年買った本をもう一度読むと、理解レベルが変わっているのに、素直に喜ぶ。

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【SV】 Intelの苦悩脱出策

  • 2008-01-16 (水)
Intelは私の好きな会社の一つであるが、苦悩している。

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【本-04】 レクサスとオリーブの木 T・フリードマン

  • 2008-01-15 (火)
フラット化する世界が面白かったので、読んでみた

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【SV】 シリコンバレー起業家精神の原点 アジア人の活躍

  • 2008-01-11 (金)

シリコンバレーではアジア人の活躍は目覚しい

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【本-03】 プロフェッショナル進化論 田坂広志著

  • 2008-01-10 (木)
日本では、共感を持って読んでいた田坂さんの本

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【本-01】 総集編 フラット化する世界 T・フリードマン著

  • 2008-01-05 (土)
フラット化する世界 T・フリードマン著 日本経済新聞社

【読後所感】
この本は、著者のジャーナリストとしてのレベルが高い上に、デジタル化のおかげで、2005年に初版が出た後、増補版が2006年に出された。 日本語版はこの版に基づいている。
しかも、更に改訂中だという。 このように改訂がなされるのは、時代の流れが速いことと、著者が内容を常にチェックし、最新情報を伝えようとしている心意気の現れである。  

そのようなジャーナリストになったT. フリードマン氏を育てた原点は他でもない、高校時代の先生(ハッティー・M・スタインバーグ)だったというところが、心を打つ。(下巻 P.160) 教育の原点は、耐えて学ぶことの大切さであると、フリードマン氏に教えてくれたということである。 教育の原点が、生き方を教えるといういい例である。


この本の日本について書かれている部分を読むだけで、世界の中での日本の位置というのが分かる。 (結論を言うと、ほとんど触れられていないということ.10年前に書かれた 「レクサスとオリーブの木」では、レクサスは主役の一つだったのに!)

読み終わって、日本の空白の15年が、社会構成の転換に対する適応不全だったということ。 これへの対処は、学んで実行するという、じつは簡単なことから始めることである。 80年代後半、日本がバブル期絶頂の頃「もはやアメリカから学ぶものはない」と声高らかに宣言した日本の経営者がいたが、日本の経済界はまだその幻影が跋扈している。 


しかし時代はすでに変わってしまっている。 以前は先輩からだけ学べばよかったが、今は「誰からでも」学ぶ力が必要である。 

情報・知識はもはやフラット。 知恵の使い方が問われる時代になったわけだ。 日本はKnowledge Management理論では90年代世界の先頭を走っていた。 しかし学ぶということが十分行なわれないまま、成果は米国を中心に吸い上げられてしまった。Mobilizing Minds という本の中味は、野中、竹中理論そのものである。

1990 年代から見ると、米国はビジネス、特に中間層の活性化、ITを利用したネットワーク構築が徹底された。 その一方、日本はビジネスの分野よりも、消費者の分野の細分化、活性化が行なわれた。 言い換えると、知恵の部分が消費者に近いところに集められたということである。 このことは、ビジネス中間層に対する活性化の「ゆとり」の部分を「温存」してきたことを意味する。 


21 世紀はすでに、物事が変化してしまっていることが、この本を読んで実感できる。 われわれはもう一度、学ぶということにきちんと取り組むべきである。  Knowledge Managementという言葉も、手法を表現する意味では使えるが、実態は「Knowledge Sharing」である。 今年は更に、真剣に取り組みたい。


現在のKnowledgeの置かれている位置についてはMITの教授であるピーター・センゲ の言葉が象徴的である。 


知識を共有することは、何かを人に与えたり、もらったりすることとは違う。 それは、情報の共有にしか役立たない。
知識を共有することは、お互いが行動につながる新しい力を発揮するための、心底から助け合うところから始まる、これは学ぶプロセスを作り上げることである。

Sharing knowledge is not about giving people something, or getting something from them. That is only valid for information sharing.
Sharing knowledge occurs when people are genuinely interested in helping one another develop new capacities for action; it is about creating learning processes.




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【本-02】 Mobilizing Minds L.L. Bryan & C.I. Joyce

  • 2008-01-04 (金)
米国企業が1995年から2005年で、企業価値を上げた原因を解析している本

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【本】 Silicon Valley関連図書

  • 2007-12-26 (水)
シリコンバレーのビジネスのお土産にいい本。

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【SV】 日本の大学の技術売り込み

  • 2007-12-19 (水)

昨日は、JUNBA2008で講演してもらう、Sさんとランチミーティング

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【SV】 シリコンバレーコンサルタントネットワーク始動

  • 2007-12-14 (金)
シリコンバレーのコンサルタントのネットワークが始動した。

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【SV】 黒川先生の講演会その後

  • 2007-12-12 (水)
黒川先生の講演会の記録が、ご本人のブログに掲載されたのでご紹介します。

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【SV】 JUNBA 2008開催案内

  • 2007-12-12 (水)

JUNBA2008の開催案内が決まった。 

今年は、日本の大学の産学連携がテーマ。 参加大学は14校。 シリコンバレーで日本の大学が研究成果を出せるなんて、夢のような変化ではある。 しかし、本当の狙いは、米国のビジネスとの連携確立であるので、このイベントから後が勝負なのである。

少し長いけど(英文でもあるが)ご紹介したい。

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【SV】 シリコンバレーで働く人の話

  • 2007-12-11 (火)
最近、この手の話が増えた

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【SV】 黒川清さんの講演会

  • 2007-12-07 (金)
昨日は、黒川清さんの講演会が、Stanford大学であった。

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【本】 Web2.0的仕事術 丸山学著

  • 2007-12-05 (水)
読んでいるときには分かるが、応用が難しい本

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【本】 We Are Smarter Than Me

  • 2007-12-04 (火)
Crowdsourcing という集合知の最前線の本

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【SV】 世界の高速インターネット普及状況

  • 2007-11-25 (日)
OECDの調査結果がSan Jose Mercuryにまとまってでた

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【SV】 Gmail容量が4.8GB

  • 2007-11-12 (月)
GMAILの容量が、気がついたら4.8GB

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【TOPICS】 イベント会場と宿泊場所

  • 2007-11-07 (水)
米国のイベントは会場のホテルに泊まるというケースが圧倒的に多い

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【SV】 Vietnam Power

  • 2007-10-28 (日)
Vietnamのベンチャーネットワークは1500人が参加

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【SV】 日本からの来客にGarage案内

  • 2007-10-17 (水)
今日は、K大の学生さん二名が来たのでシリコンバレーを案内。

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【経営】 失われた15年

  • 2007-10-15 (月)
なんて、いつの間にか10年だったはずが15年になっている。

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【本】 トヨタ 愚直なる人づくり 井上久男

  • 2007-10-10 (水)

世界中のトヨタの工場の中で、一番良い品質の車を作っているのはトルコの工場である

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【SV】 BaySpoの企業レポートにわが社が紹介される

  • 2007-10-08 (月)
シリコンバレーに戻ってきた。 BaySpoという邦人向けの週間新聞がある。 

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【TOPICS】 マイレージ

  • 2007-10-07 (日)
でいいランクになって今回、2つは得した。

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【JUNBA】 一人でやるか、沢山でやるか

  • 2007-10-02 (火)

これは戦略論であるが、JUNBAは沢山でやると言う発想である。 もともと私は沢山でやることは好きではないのだが、ことJUNBAに関しては別である。

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【BLOG】 Blog研修

  • 2007-09-28 (金)

昨日は桃知師匠のところで「Blog研修」 場所はもちろん浅草。 その前後から完全浅草モード。

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【本】 ものづくり経営学 藤本隆宏

  • 2007-09-26 (水)
藤本隆宏氏は組み立て型のモジュールと、擦り合わせ型のインテグラル型に産業構造を分けて、日本の製造業が擦り合わせ型では、世界でも押しも押されぬ存在であることを解明した人である。能力構築競争-日本の自動車産業はなぜ強いのか 中公新書

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【SVMF】 番外編 学生ツアーにシリコンバレーの主たちが

  • 2007-09-23 (日)
ようやく、講演会も終わった頃、学生さんたちが何人かずつ会場に入ってきます。 鹿児島大学シリコンバレーツアーの面々です。 

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【SVMF】 9/21の例会

  • 2007-09-23 (日)

SVMFの9月例会は、産経新聞ロサンゼルス支局長の、松尾理也(みちや)氏の話. 題して「シリコンバレー頭脳移民」に関して

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【SV】 シリコンバレーのニュースは忙しい

  • 2007-09-18 (火)
今日はシリコンバレーの新聞のニュースが忙しい、ザーッと見てみると

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【TOPICS】 那由多とGoogol

  • 2007-09-15 (土)

Googolという言葉は、Googleが本来会社登記するはずの名前であったとWikiには出ている

Googolは10の100乗である。 東洋での数の扱いは多くの説があるらしいが、仏教用語で那由多という言葉がある。 これも10の72乗とかを扱っている

こうして見ると、人間は、大きな世界をすでに構想してきていて、それを具体的な技術でつないでゆくことにトライしている姿が見えてくる。 だから、お互いの相乗効果が必要になるのである。

【SV】 産業の黎明期

  • 2007-09-14 (金)
昨日は、バイオの黎明期にG社で活躍したKさんにお話を伺う機会があった。

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【TOPICS】 変だぞSONY

  • 2007-09-14 (金)
SONYは米国の企業だと思っているアメリカ人も多いくらい世界ブランドである。

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【SV】 Openへの動きは加速する一方

  • 2007-09-13 (木)

Openへの動きは加速する一方

というのが先週末から、いろいろなセミナーやミーティングに出席して感じたことである。 シリコンバレーがOpennessをキーワードに研究速度を上げ、開発スピードを上げ、ビジネスでは市場展開範囲を広げたのは紛れもない事実であり、そのモデルをあらゆる地域、あらゆる組織がまねをしようとして、未だどの一つも成功していない。 この原因は「Openness]の「実体験」の有無にあると(私は)思う。昨日は、JUNBAの理事会があったが、日本では考えられない議論が、Openに行われている。

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【SV】 Richard StallmanのThe Free Software Movement

  • 2007-09-11 (火)

を聞く

Richard StallmanGNU(グヌウと発音する)Projectを立ち上げ、Freeでみんなが参加して作り上げるMovementを作った人である。 現在のOpen Sourceのはしりと言ってよい。

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【TOPICS】 Singularity Summit 2007に参加

  • 2007-09-09 (日)

今週は、土曜全部と、日曜日の午前中に、Singularity Summit 2007に参加した。

すでにBologは沢山上がっているので(英語であるが)http://blogs.zdnet.com/BTL/?p=6182など。 私が参加して感じたことは、AIという概念はPCが普及し始めた頃に大分騒がれた。 

Singilarityというのは、人間よりも賢い知性を持った人工知能を作ろうというものである。 そういえば日本でも1980年代に大いに騒がれた記憶がある。(LISP言語とか、エキスパートシステムとか呼ばれていた)

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【SV】 ベンチャーが投資家にプレゼンする前に考えること

  • 2007-09-02 (日)

シリコンバレーのビジネスを立ち上げる人たちにはグルといわれる、Jerry Weissman のSanta Clara大学での講演内容。 
ImindMapを使ってまとめてみた。 

MEGOといわせるな   MEGO=My Eyes Glazed Over
プレゼンの資料から投資家に読み取らせるのは、大罪である
プレゼンはMission Criticalである

アジアやアフリカからの起業志望の若者に、Santa Clara 大学で4日間に渡って教えた

プレゼンはChurchill、JFK、King牧師のようにはできない
     レーガン大統領のようになれ
     ゆっくりと会話型で

90秒で自分の言いたいことをまとめる

やって良い事
   素早く核心を突く
   質問に答えるときは相手の言うことをしっかり聞き、理解してからにする
   あくまでも対話型で進める

 

やってはいけない事
  冗談から話し始めること
   内容やデータはしゃべり過ぎないこと
   芸人ではいけない
   プレゼンの機会をくれたことに甘えてはいけない

Jerry Weissmanがコーチした人たち
     Pierre Omidyar, eBay founder
     Sue Bostrom, Cisco Systems senior vice president
     K. B. Chandrasekhar, Exodus Communications founder
     Tim Koogle, Yahoo's former CEO
     Ray Dolby, Dolby Laboratories founder and chairman
     Sky Dayton, Helio CEO and EarthLink founder
     Reed Hastings, Netflix founder and CEO
     Dan Warwenhoven, Network Appliance founder and CEO

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【TOPICS】 手塚治虫展に出かけた

  • 2007-08-31 (金)

Asian Art Museum of San Franciscoで手塚治虫展が開かれているのでやっと出かけた

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場所はSF日本人街の近くで、SFの議会のまん前の一等地にある。 私はブログでは「アトム」を名乗っている。 その理由は「誕生日が同じ 4月7日」だからである。 アトム生みの親の「手塚治虫」展があることは知っていたが、なかなか時間が取れず、夏休みの最後になってしまったが、見にゆくことができた。 とても良かったので、その一部をご紹介したい。 9/9まで開催されているので、興味のある方はお急ぎ下さい。

写真は、Museumの外側  

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そして会場に入るとアトムがあいさつをしてくれる。 写真撮影が許された範囲でのないように限定されるけれど。私の感想などを含めて述べてみたい。

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【産学連携】 シリコンバレーが産学連携に果たす役割(8)

  • 2007-08-24 (金)

シリコンバレーはプロがチームワークで働くところ

プロというのは、仕事で食ってゆける人と考えれば、シリコンバレーはビジネスのプロ集まりといえる。しかも、個人で動いている人たちも、多い。 すなわち、弁護士や会計士やコンサルタントと呼ばれる人たちである。 食ってゆけない自営業と失業の差はなんであるかなどが議論されるほど、「個人」が多数動いている。

それらを、有機的につなぐ機会がいたるところにある。 その機会を、大手企業や大学やNPOが支える仕組みになっている。 他を排除するわけでなく、協調的、競争的、融合的ネットワークが形作られてゆく。 この仕組みを容認する、マネジメント、行政、そして個人のメンタリティーがシリコンバレーのビジネスモデルを際立たせていて、それゆえ、どこもシリコンバレーをまねすることができないのであると(私は)確信している。

 

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【産学連携】 シリコンバレーが産学連携に果たす役割(7)

  • 2007-08-22 (水)

UC ExtensionでNAISTセミナー

UC Extensionというのは、UCが持ついわば分校である。 大学の学生だけでなく、社会人を集めたりするのには、人が集まりやすいところが便利である。 今回、奈良先端科学技術大学(NAIST)がUC Santa CruzのExtensionでセミナーを開いた。 BioとNanoの融合で切り開く技術紹介である。 日本の大学が、自分達の持つ技術を発表し、米国に売り込もうという心意気で来ている。 場所もシリコンバレーのど真ん中であるし、ビジネスと連携させるのは、なかなかいいところである。

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【教育】 カリフォルニア州の大学システム

  • 2007-08-19 (日)

教育は、世界中どこの国でも、国家の最重要課題の一つである

私は、日本で教育を受けて、日本で財閥系企業に勤めて、そこから米国に駐在になった。 米国では子供達が初等、中等教育から、米国のシステムで教育を受けた。 日本と米国の教育に対する姿勢は、大きく違っている。 私自身「教育」という言葉は、現在の学校システムの中では、適切ではないと思う。 なぜならば、教える側はすでに「教える」ということができなくなっていることが多いからということと、自分で考える人間を育てた方が、はるかの効率がいいことがわかってきたからである。

私が、現在感じているのは、日本の教育は「入り口が難しく」「出口が安易」
米国は「入り口が難しくは無い」「出口はきびしい」
結果として、日本の大学卒業生は「専門性がもてず」「素材価値しか持ち得ない」
これに対し、米国の大学卒業生は「専門性を持ち」「その分野での成長を志向する」

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【SV】 シリコンバレー日本人ネットワーク

  • 2007-08-18 (土)

ネットワークはシリコンバレーのビジネスの基本だが

2000年のバブルを過ぎて、2003年一杯でバブル清算を行って、再び本来の、起業家たちが動き始めるタイミングとなった。私もMIXIや個人ブログを2年ほど前から始めた。 そして最近3ヶ月ほど。このシリコンバレービジネスブログをスタートさせた。 私個人はこの10年間で、2001年に大企業をやめ、ワンマン会社の米国拠点で人財紹介の仕事をして、一昨年の4月からは自営業ということになった。それぞれでいろいろ学ばせてもらったと思うが、シリコンバレーでは“出来上がって何ぼ?”の世界なので、形にならなければ相手にされない。 であるがゆえに、ネットワークを作るわけだがまずは、シリコンバレーの中での日本人ネットワークについて、私の知る限りで、変遷と現状を書いてみたい。

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【盛和会】 お元気様です

  • 2007-08-15 (水)

お元気様です、という挨拶言葉はいい

以前のブログで、稲盛和夫さんの開いた盛和会という塾の勉強会の話を書いた。 その時、幹事の方が挨拶の冒頭に「お元気様です」と言っていた。 とてもいいと思った。 なぜなら、今の日本では「お疲れ様です」が冒頭に使われることが多いから。 夕方仕事が終わってから「お疲れ様です」というのはいいとしても、朝これから仕事をするときに「お疲れ様です」が挨拶言葉になるのは、なんか変である。

「お疲れ様です」と挨拶をされて、私は「俺は疲れていないよ」とかいちいち答えていたけれど。「お元気様です」で挨拶してもらった方が、前向きでやる気が出てくる。 皆さんはいかがですか。

【産学連携】 シリコンバレーが産学連携に果たす役割(5)

  • 2007-08-13 (月)

ベンチャーキャピタルが自力で産業を興す

ベンチャーキャピタル(VC)とシリコンバレーは切っても切り離せない関係である。 シリコンバレーの最初のベンチャー会社であるHewlett Packardは、F. Tarman教授がポケットマネーを出して、ガレージ小屋からスタートしている。 将来がわからないけれど、自分達が信じたことは、まずやってみる。 それを手伝う人がいる。 お金を出す人がいる。 それがシリコンバレーの奥深さである。

ベンチャーという言葉の定義は確定していないところもあるが、事業を起こすために、外部から資金を投資してもらい、成功の暁には、投資してもらった資金を”リスクファクター込み”で返済できるような事業だと(私は)考えている。 街ののレストランはベンチャーにはならないし、研究を継続しているだけでは、やはりベンチャーではない。 どちらも、リスクファクターを含めた資金返済ができないからである。

そして、もっと重要なのはベンチャーキャピタルは主要なメンバーは自分でも投資資金の一部を出していることである。(正確には、ベンチャーキャピタルのファンドへの出資)である。 すなわち、サラリーマンが給料を保証されて会社の金を投資しているのとはわけが違うのである。 このことを正確に理解している日本人は少ないので、日本のベンチャーキャピタル投資にはミスマッチやミスリーディングが頻発している。

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【産学連携】 シリコンバレーが産学連携に果たす役割(4)

  • 2007-08-12 (日)

シリコンバレーでは政府は援助はするが、主導はしない

シリコンバレーは、自立的な動きが多く、今でも東海岸の政府や、大企業からは「変わったところである」とか「カリフォルニアだから」という見方をされているようだ。 これは、シリコンバレーが米国で産業を立ち上げ、世界の経済に大きな影響を与えるようになって、まだ50年という歴史しかないことからきているかもしれない。 しかし、シリコンバレーをモデルにしようとして、米国内だけでなく世界中が挑戦しようとしているがなかなか成功しない。 これは、自発的にはじめるための環境がシリコンバレーほど蓄積されているところが無いためと(私は)見ている。 日本からも、地方自治体などがシリコンバレーに人を送り込むが、仕組みの解析ができても、あるいは自治体がお金をつけても、地元でのシリコンバレーモデルは決して動き出さない。

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【産学連携】 シリコンバレーが産学連携に果たす役割(3)

  • 2007-08-11 (土)

シリコンバレーが活力があるのは、人財の流動性による

産業の資源は”ヒト””カネ””モノ”といわれる。 まずはそれらに関連してシリコンバレーの特色として常に挙げられるのは、
- 狭い地域に世界中から”優秀な人たち”が集まっていること。(多様性) 
- それを支える、大学や研究機関が世界のトップレベルであること。(先進性)
- 高学歴の移民を多く受け入れているところ。 (ここで言う高学歴とは、高校卒業以上を言う) 
- 人と同じことならしないほうがいいと思っている人が多く、そして、チャレンジすることを応援する。
- 人生で何かするとしたら、価値のあることをやりたいと思っている人が多い。
- ひとつのことが動き出すと、さらに次の新しいことを始める人たちがなぜか多い。
- 個人がネットワークを組んでいるので、組織の壁が低い。
- 人財が、ものすごく良く動くところ(昨日のライバルは、今日の仲間)、しかも産と学の間の垣根は低い。
- リーダーシップ教育で、訓練を受けた人たちがしっかりいる。(それを応援するチアリーダーも存在する)
- 政府の規制を嫌い、自分達でどしどし動いてゆく
- 狭い地域に、巨大な投資が行われている

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【産学連携】 シリコンバレーが産学連携に果たす役割(1)

  • 2007-08-09 (木)

シリコンバレーは産学連携で産業を興した、世界にまれな場所である

私は、ちょうど3年前にシリコンバレーに集まる日本の大学の拠点を束ねて、「大学間連絡会」というのを立ち上げた。大学間連絡会.jpg 立ち上げた理由は、シリコンバレーにある、日本の大学が、孤立しているのでは、大きな力になれない、本気で米国でも活躍できるためには、お互いに持っているものを共有し、それらを踏まえた上で、新しい枠組みを作るべきだと思ったからである。

当時、私は東京大学シリコンバレーオフィスのパートナーをしていたこともあり、孤立の知恵は、集合の知恵には勝てないことがわかっているので、まずは情報交換をする連絡会として発足した。

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【ブログ】 ブログの見直し

  • 2007-08-02 (木)

ブログの奥行きを再確認する作業は楽しいが、初心者にはつらい。

を桃知師匠の下で、再確認。目的がクリアでなければダメに決まっているけれど、使える範囲がどのくらいなのか、経験知も大切。

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【東京】 インターネットコマ切れ

  • 2007-08-01 (水)

世界一のブロードバンド普及率を誇る日本で、街中のインターネット接続はコマ切れだ。

に苦言を呈す。 私はInternetのHeavy Userで今回の東京周辺移動ではPCを持参しながら、アクセスをいろいろ試みている。

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事実は現場にしかない

  • 2007-07-29 (日)

ということはわかっていても、日常の行動で実感することができると、問題解決が確実に早くなる。
それが、目的達成への方法論とつながると、これは組織や社会の問題に対しても効力を発する。

 

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日本のWeb広告の将来

  • 2007-07-28 (土)

を感じさせるセミナーに参加した。 私の友人が企画したセミナー2007

http://www.im.i.hosei.ac.jp/IMHP/Event2007/event070728.htm

「Webコミュニケーションのサイエンス」
     データセクション㈱ 代表取締役 橋本大也氏

「HDDの容量増加がもたらす動画視聴態度の変化とメディアビジネスへの影響」
     ㈱メタキャスト 代表取締役 井上大輔氏

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日・米インターネットアクセス比較

  • 2007-07-25 (水)

昨日は、家の周りで、インターネット環境を比較することができた。 すなわち、家庭の外でのインターネットへのアクセスを比較してみた。
日本は、ブロードバンドの普及では世界のトップを走っている。 
以前のブログにもシリコンバレーのインターネットスピードが遅いことを書いた。
http://www.imanetinc.com/blog/2007/07/speed.html#more

 

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【SVMF】 SVMF例会

  • 2007-07-21 (土)

昨日は、SVMF(Silicon Valley Multimedia Forum)の例会。
演者は、米国在住25年の 西浦さん。演題は
「日本企業が米国で成功しない理由(ワケ) ? 失敗から学ぶ米国進出成功のヒン
ト」

会場はP1150678.JPG45名が参加して超満員

一昨日のForumにも参加していただいた方で、辛口のピッチ。

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One Laptop per child

  • 2007-07-15 (日)

という、NGOがある。 政府に100ドルパソコンを寄付して、発展途上国の子供達にLap Top PCを提供しようという、プログラムで、MITのメディアラボを開いたNicholas Negroponteが、会長をやっている。 以前から100ドルPCというコンセプトと、米国の企業がどのように参加するのか、ものすごく興味があった。 Negroponteは、このプロジェクトはLaptopのプロジェクトではなく、教育についてのプロジェクトであることを強調している。 この集まりに、INTELが参加することが発表された。

 

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Googleは人探しの会社だ

  • 2007-07-03 (火)

Googleがすごいと思うのは、やるべきことに妥協なく取り組む姿勢である。
人財がすべてとシリコンバレー(だけでなく)言われるが、真剣にその施策に反映させるのは簡単ではない。

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BRICSそして韓国まで

  • 2007-07-02 (月)

ある、VC(Venture Capitalist)の話である。 シリコンバレーのVCの投資先は広がっている。 もともとは「車で1時間で通える範囲」しか投資をしなかったが、最近では積極的に外国でも投資する。
しかし、その投資先は BRISKと韓国までという。

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日本を出たがらない若者達

  • 2007-07-01 (日)

という話を聞いたのは、もう3年前だった。
国際的なコンサルティング会社から、Stanford大学にMBAできた人が言っていた。
最近は「海外出張」でも、若い社員が嫌がるという。 「そんなこと、Webでできますよ」とか、「わざわざ出かけなくても仕事には大した影響がありませんよ」とかが、海外に出ない理由になっているという。

では、最近の若者が国内でやっていることはというと

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英語の問題

  • 2007-06-03 (日)

英語と契約文書

外国企業との提携で、大きな壁は「英語」である。 今回の提携も基本はIBMの米国との契約で始まったので英語の壁がすぐできた。
英語の契約書の修正は英語でやるしかない。 契約書の勉強をするほど時間はないし。
これは、自分達で乗り越えるしかないが、契約書のチェックなどは、技術者には手に余る。
経験を積んだ、法務や総務の助けが必要になる

 

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外国企業との技術提携の必須条項

  • 2007-06-02 (土)

技術提携

米国の大手企業との技術開発の前提を考えると、次のことが浮かび上がる。

1.技術のレベルがあること

2.Feelingが合うか

3.資金はあるか

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研究所の基礎研究から、テストサンプルの作成

  • 2007-06-01 (金)

研究所の仕事

研究所というのは、基礎研究をするところであるけれど、MOのような電子基材についてはある程度の製造技術が必要である。
その技術とは今回のMO開発では「張り合わせ」であった。 その評価基準は「耐久性」であった。 実は我々がMOの取り組みをしていた頃の規格は、貼り合わせたメディアが、最終商品になる予定であった。
であるから、貼り合わせにどのような接着剤を使うかということが、大きなポイントとなった。

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