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米国 Archive

【SVMF】 今日は新春ネットワーキング会

  • 2008-01-26 (土)
しかし、風邪が抜けずに絶不調。 Stanford大学日本人会の後援を受けた企画でもあるというのに。

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【SV】 シリコンバレー関連書籍から見た歴史 (Beta)

  • 2008-01-25 (金)
シリコンバレーに関する書籍で、現在分かる範囲で古い順からList アップした。 

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【SV】 DVD規格の争奪戦

  • 2008-01-21 (月)

DVD規格は、どうやらBlue Rayへと流れているらしい。

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【SV】 DESKTOPからWEBTOPへ

  • 2008-01-20 (日)
もともと、ベンチャーであったCISCO Systemsを4兆円の売上げまで引っ張ってきたCEOのJOHN CHAMBERSの言葉である。

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【本-05】 日本はなぜ敗れるのか 山本七平著

  • 2008-01-18 (金)
未開梱の引越し荷物を開いてみたら、大切にしていた本が出てきた

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【経営】 15年間の差

  • 2008-01-06 (日)

日本の経済が、末端まで冨が回らないのは理由がある

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【本-01】 総集編 フラット化する世界 T・フリードマン著

  • 2008-01-05 (土)
フラット化する世界 T・フリードマン著 日本経済新聞社

【読後所感】
この本は、著者のジャーナリストとしてのレベルが高い上に、デジタル化のおかげで、2005年に初版が出た後、増補版が2006年に出された。 日本語版はこの版に基づいている。
しかも、更に改訂中だという。 このように改訂がなされるのは、時代の流れが速いことと、著者が内容を常にチェックし、最新情報を伝えようとしている心意気の現れである。  

そのようなジャーナリストになったT. フリードマン氏を育てた原点は他でもない、高校時代の先生(ハッティー・M・スタインバーグ)だったというところが、心を打つ。(下巻 P.160) 教育の原点は、耐えて学ぶことの大切さであると、フリードマン氏に教えてくれたということである。 教育の原点が、生き方を教えるといういい例である。


この本の日本について書かれている部分を読むだけで、世界の中での日本の位置というのが分かる。 (結論を言うと、ほとんど触れられていないということ.10年前に書かれた 「レクサスとオリーブの木」では、レクサスは主役の一つだったのに!)

読み終わって、日本の空白の15年が、社会構成の転換に対する適応不全だったということ。 これへの対処は、学んで実行するという、じつは簡単なことから始めることである。 80年代後半、日本がバブル期絶頂の頃「もはやアメリカから学ぶものはない」と声高らかに宣言した日本の経営者がいたが、日本の経済界はまだその幻影が跋扈している。 


しかし時代はすでに変わってしまっている。 以前は先輩からだけ学べばよかったが、今は「誰からでも」学ぶ力が必要である。 

情報・知識はもはやフラット。 知恵の使い方が問われる時代になったわけだ。 日本はKnowledge Management理論では90年代世界の先頭を走っていた。 しかし学ぶということが十分行なわれないまま、成果は米国を中心に吸い上げられてしまった。Mobilizing Minds という本の中味は、野中、竹中理論そのものである。

1990 年代から見ると、米国はビジネス、特に中間層の活性化、ITを利用したネットワーク構築が徹底された。 その一方、日本はビジネスの分野よりも、消費者の分野の細分化、活性化が行なわれた。 言い換えると、知恵の部分が消費者に近いところに集められたということである。 このことは、ビジネス中間層に対する活性化の「ゆとり」の部分を「温存」してきたことを意味する。 


21 世紀はすでに、物事が変化してしまっていることが、この本を読んで実感できる。 われわれはもう一度、学ぶということにきちんと取り組むべきである。  Knowledge Managementという言葉も、手法を表現する意味では使えるが、実態は「Knowledge Sharing」である。 今年は更に、真剣に取り組みたい。


現在のKnowledgeの置かれている位置についてはMITの教授であるピーター・センゲ の言葉が象徴的である。 


知識を共有することは、何かを人に与えたり、もらったりすることとは違う。 それは、情報の共有にしか役立たない。
知識を共有することは、お互いが行動につながる新しい力を発揮するための、心底から助け合うところから始まる、これは学ぶプロセスを作り上げることである。

Sharing knowledge is not about giving people something, or getting something from them. That is only valid for information sharing.
Sharing knowledge occurs when people are genuinely interested in helping one another develop new capacities for action; it is about creating learning processes.




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【本】 Gold Country

  • 2007-12-25 (火)
シリコンバレーのビジネスの「今」を考える上で、その歴史を確認することは重要なことである。

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【SV】 メリークリスマス

  • 2007-12-24 (月)
今度引越してきた私の家の近くは、Xmasの飾り付けが盛んだ

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【SV】 日本の大学の技術売り込み

  • 2007-12-19 (水)

昨日は、JUNBA2008で講演してもらう、Sさんとランチミーティング

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【SV】 進化し続けるシリコンバレー

  • 2007-12-16 (日)
1950年代から、シリコンバレーは進化してきている

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【SV】 シリコンバレーで働く人の話

  • 2007-12-11 (火)
最近、この手の話が増えた

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【SV】 128MB MO

  • 2007-12-08 (土)
がわかる人は少ないに違いない

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【SV】 Xmasのいろいろ

  • 2007-12-02 (日)
近くのCampbellの街に、サンタさんがいた

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【SV】 シリコンバレーの優位性の検証

  • 2007-11-26 (月)
ということで、San Jose Mercury Newsに特集が昨日と今日とで連載された。

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【経営】 やり方はわかっているのに成果に結びつかない

  • 2007-11-21 (水)
日本は、知的創造性はレベルが高い

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【TOPICS】 Asian Vegetarian

  • 2007-11-16 (金)
Unitedのマイレージ会員のプロフィールにAsian Vegetarianと私は記入している。

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【SV】 ロシアからもシリコンバレーに

  • 2007-11-13 (火)
人が移動している。

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【経営】 NYCはバブルだという結論

  • 2007-11-10 (土)
シリコンバレーとNYCでのビジネス(センス)をまとめる。

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【NYC】 NYCのビジネスの視点

  • 2007-11-09 (金)

今回、NYCでインターネットでのビジネス、とりわけ広告とマーケティングの可能性の話を沢山聞くことができた。 

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【経営】 投資的PJT

  • 2007-11-08 (木)
インターネットが実用化されてまだ10年

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【NYC】 やっぱり米国の経済中心

  • 2007-11-06 (火)
NYCはやたらリムジンが待機している

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【NYC】 2年ぶりのNYC

  • 2007-11-05 (月)
今週は2年ぶりのNYC

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【本】 日本のもの造り哲学 藤本隆宏

  • 2007-11-01 (木)

藤本隆宏教授の本は、切れ味が良く読んでいて頭がスッキリする

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【SV】 JUNBA、地震、Halloween

  • 2007-10-31 (水)
今日は、JUNBAの会合

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【TOPICS】 米国人の携帯電話

  • 2007-10-21 (日)
米国は禁煙の厳しさに比べて、携帯電話の利用場所については寛容である

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【SV】 Googleの株価が609ドルまで上がる

  • 2007-10-09 (火)
Googleは上場したときは$85だったが、いまや$609になった。 この動きは株主や、古参の従業員には大好評である。

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【TOPICS】 マイレージ

  • 2007-10-07 (日)
でいいランクになって今回、2つは得した。

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【本】 虚妄の成果主義 高橋伸夫

  • 2007-10-05 (金)
飛行機は電車より揺れないし、周囲も騒がしくないので集中して本が読めるところがいい。

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【JUNBA】 一人でやるか、沢山でやるか

  • 2007-10-02 (火)

これは戦略論であるが、JUNBAは沢山でやると言う発想である。 もともと私は沢山でやることは好きではないのだが、ことJUNBAに関しては別である。

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【Mobile】 日米携帯電話統合化計画頓挫

  • 2007-09-27 (木)

今回、かなり期待してきたが、できないと言う結論になった。

今回の統合化の目的は3つ。
1. 携帯端末で、GMAIL、SKYPE、Bluetooth使用可能であること
2. 携帯端末で、WiFi SpotでWebアクセスができて、日本語が使えること
3. 日米両方のキャリアに払うコストを、共通化で低減する。 本体が1台になれば環境負荷も小さくなるはず (ちなみに現行最低コストは毎月 日本$30 米国 $70なので、予算は$100以内ということになる)

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【SVMF】 番外編 学生ツアーにシリコンバレーの主たちが

  • 2007-09-23 (日)
ようやく、講演会も終わった頃、学生さんたちが何人かずつ会場に入ってきます。 鹿児島大学シリコンバレーツアーの面々です。 

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【SVMF】 9/21の例会

  • 2007-09-23 (日)

SVMFの9月例会は、産経新聞ロサンゼルス支局長の、松尾理也(みちや)氏の話. 題して「シリコンバレー頭脳移民」に関して

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【Forbes】 金持ち分布

  • 2007-09-21 (金)

Forbesの全米お金持ちランキングが出てきた。 Googleの創業者は共に5位、社長は48位。 100位以内の地域分布を見ると、NY州が23名、CA州が21名。 私の記憶では2000年ごろはCA州が圧倒的であった。 中味を見ると、石油、ヘッジファンド、同族会社ではWalMartとかお菓子の会社(Milky Way, Snickers, 3 Musketeers. Also M&Ms, Twix, Skittlesとか)
Bush政権のおかげというところと、経済変動のおかげというところが、のし上がってきている様子が良くわかる。

いつも、こんなにもっている人たちはどうやって使うんだろうかと興味があるが、25位のBloombergのように経済界での成功をNYC知事としての社会還元をしているところなど、学ぶべき要素も大きいと思っている。 このテーマも掘り下げたい一つである。

【教育】 海外からの学生を集めるComminity College

  • 2007-09-21 (金)
Califrnia州の大学システムについては、前のブログに書いたとおりUCと呼ばれる研究教育中心の大学、CSUと呼ばれる教育中心の大学、そして地域に拠点を置く、短期大学+社会人向け職業訓練校であるCommunity Collegeの3つがある。 シリコンバレーでも人気の高いFoot Hill-De Anze Collegeが広く海外から学生を募集している。 今日のサンノゼマーキュリーニュースから

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【SV】 HPが研究開発の絞込み

  • 2007-09-20 (木)
HPが研究開発の絞込みを発表

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【SV】 Intel Developer Forum

  • 2007-09-19 (水)

がMoscone Centerで開催中

 

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【SV】 産業の黎明期

  • 2007-09-14 (金)
昨日は、バイオの黎明期にG社で活躍したKさんにお話を伺う機会があった。

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【TOPICS】 変だぞSONY

  • 2007-09-14 (金)
SONYは米国の企業だと思っているアメリカ人も多いくらい世界ブランドである。

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【SV】 Openへの動きは加速する一方

  • 2007-09-13 (木)

Openへの動きは加速する一方

というのが先週末から、いろいろなセミナーやミーティングに出席して感じたことである。 シリコンバレーがOpennessをキーワードに研究速度を上げ、開発スピードを上げ、ビジネスでは市場展開範囲を広げたのは紛れもない事実であり、そのモデルをあらゆる地域、あらゆる組織がまねをしようとして、未だどの一つも成功していない。 この原因は「Openness]の「実体験」の有無にあると(私は)思う。昨日は、JUNBAの理事会があったが、日本では考えられない議論が、Openに行われている。

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【SV】 シリコンバレー多言語の実態

  • 2007-09-10 (月)

シリコンバレーでは、英語以外での看板が目立ってきている。

地元紙によると、Santa Clara郡の家庭での、英語以外の利用は49%になっている。(我が家ももちろん日本語である) そして、最近ではお店の看板まで英語以外が増えているという。

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【TOPICS】 Singularity Summit 2007に参加

  • 2007-09-09 (日)

今週は、土曜全部と、日曜日の午前中に、Singularity Summit 2007に参加した。

すでにBologは沢山上がっているので(英語であるが)http://blogs.zdnet.com/BTL/?p=6182など。 私が参加して感じたことは、AIという概念はPCが普及し始めた頃に大分騒がれた。 

Singilarityというのは、人間よりも賢い知性を持った人工知能を作ろうというものである。 そういえば日本でも1980年代に大いに騒がれた記憶がある。(LISP言語とか、エキスパートシステムとか呼ばれていた)

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【本】 ルート66をゆく 新潮新書

  • 2007-09-01 (土)

【本】ルート66をゆく 松尾理也.jpg

仮説検証のための現地情報、現地取材の面白さを教えてくれる好著

筆者は2004年のブッシュ大統領再選が、なぜ起こったのか。 リベラルからすると、アホなブッシュがとなるがどっこい保守のロジックはそんなものではなかったはずというのが、松尾記者の推定であった。 では、それを見極めるには「保守票」の根幹を成すルート66を選び、現地を取材することで、沢山のことに気が付く。 しかもそれらは日常的には報道されたり、大きく取り上げられることのない、思想や生きる規範が絡んでいることを見出す。

2004年の大統領選挙はRedとBlueのStateは、見事に東西湾岸の大都市圏がBlue(民主党)中西部、南部も含めてRed(共和党であった)
http://en.wikipedia.org/wiki/Red_states_and_blue_states

2004年の大統領選挙での争点は、とりわけ中西部の人々にとっては目先の補助金や仕事が増えるという経済原理よりも、人は何のために生きるのかというような、思想的な価値観が判断の基準だった。 それはルート66に実際に行ってみると、各地の教会の集客力のすごさが実感としてわかるし、そこにコミュニティーを求めてくる人たちも多い。 米国は他のキリスト教国に比べても協会への参加率が高いというデータがある。 週に一回は教会に行く人々は次のようになっているという。

UK27% 仏21% US44%
教会の中には、進化論を「科学的な証拠がない」ということで否定し、学校で教えないように訴えたところもある。 中西部は民族的にはドイツ・北欧系が多く、かなり強いまとまりを持つ。 Intelligent Design IDという、宗教ではない立場で人間が創造されたと言う考え方も知られるようになってきている。 この部分は、反進化論は法廷では負けたので、学校の授業で教えることはできなくなったが、論争は今でも続いている。

またイラクやアフガニスタンでの戦争では米国の正規軍(陸・海・空・海兵隊・沿岸警備隊)のほか州兵の出動が多くなっている。 参加した兵士達に対する地元の精神的な支援というのは、とても強固なものがある。 これは、特に兵士個人への尊敬を中心に考えられている。 たとえ戦争には反対でも、兵士への尊敬は忘れてはいけないし、帰還兵の慰労会は必ず行われているという。 中西部はその意味で、草の根保守を基盤に持っていることがわかる。

思想的な点からは特記できるのは、米国では学校での教育ではなく家庭でホームスクールという形での教育が認められている。 これを実行する親達は比較的裕福で思想的には自由を尊重する立場の人が多い。 自由、独立を追求してゆくとたどり着くひとつの帰着点で、中西部ではこのホームスクールが増えている。

中西部の人たちが尊敬するのは、レーガン大統領である。 1981年レーガンの演説のなかにある「政府は問題の解決策ではない。政府こそ問題なのだ。」という言葉こそ、彼らの心を揺さぶるものはない。 米国設立の原点といっても良い。 それが保守の源流であり経済保守と社会保守が中核にあるのが米国中西部である。

2004年 ブッシュの勝利は経済原理の合理性でなく、原則にどれだけ忠実かという反知性主義の勝利といえないこともない。敵か味方か、中間なしという考え方はそれを基底にしている。

米国の思想的な背景を持つルート66であるが、道沿いのモーテルは現在では移民の経営が多い。 しかし60年代の、西に向かう未知への冒険ルートはこの道沿いにしかなかった。 現在ではメキシコ国境を越える不法移民も多く流入しているし、移民制裁を決めても、一筋縄では問題は解決しない。

ポピュリズム(人気取り)ということで評価することがルート66ではむずかしいことなのかもしれない。 スタインベックが 母なる道=ルート66と書いているように、北から逃げてきた・時代に苦しみながら生きてきた人たちの道であり、ChicagoからLAまでの道が米国の変化の象徴であるということだろう。 この道には、50年代 良きアメリカ
60年代苦悩のアメリカが今でも刻まれている。

現地の取材を、地域のイベントに参加したり、名前のわかる「人」の話として聞いているところが、とても丹念な内容になっている。 日本ではあまり知られることのないしかし、米国本流の思想の原点があることを、十分に感じることができる。 この本を読むと、実際にルート66に行ってその雰囲気を感じてみたくなる。 多分、シリコンバレーと同じように、米国と思っている部分と違うところが感じられるに違いないと思った。 日本のマスメディアの記者の立場を超えて、現地の情報を盛り込んだ好著だと推薦できる。

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【SV】 San Joseは高賃金の街だ

  • 2007-08-30 (木)

シリコンバレーの高賃金を裏付けるデータ

Richest cities.jpg米国はいろいろな評価基準で物事を測っているので、面白いデータやロジックにつながるが、まずはシリコンバレーの街が米国の中でも高賃金であるデータ。
ビジネスの形態はすべてまとめられているので、あまり細かい議論はできないが、米国の人口50万人以上の町で比べるとそうなる。 私が昔住んでいたCharlotte (NC)もベストテンに顔を出している。 良く見えないと困るので上から San Jose, San Francisco, San Diego, Seattle, Las Vegas, Washington, Charlotte (NC), Boston, Austin, Phoenix

【SV】 シリコンバレーベンチャーの軌跡

  • 2007-08-28 (火)

シリコンバレーのベンチャーの歴史のひとつなので、是非書いておきたいと思った

ECHELONという会社がある。 シリコンバレーでベンチャービジネスとしてスタートして、もうすぐ20年になろうとする会社である。 我が家から車で5分ぐらいのところにあるれっきとした、ものづくりの会社である。 1988年に設立され、 1998年にはNASDAQに上場している。 最近、知事のシュワルツネッガー氏や、国連事務総長が訪問して、なかなかにぎやかになっている。

この会社のCEOは Ken Oshmanという人で、1969年からROLMという会社を経営し、それをIBMに12.5億ドルで売却した人でもある。(売却後はIBMの副社長を務めた)

いわば、金額こそYou Tubeには及ばないが、事業で成功した人である。

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【SV】 Jujitsuという言葉

  • 2007-08-28 (火)

Jujitsu=柔術のことである。

CISCOのCEOJohn ChambersとMicrosoftのCEO Steve Balmerの話のなかに出てくる言葉である。

http://www.siliconvalley.com/portlet/article/html/fragments/print_article.jsp?articleId=6677102&siteId=573

話を読んでみると、jujitsuというのは、相手の力を借りて(自分はほとんど何もせずに)いいとこ取りをすることのようだ。 この会議ではBalmerが今度のCISCOとのコラボレーションでは、Jujitsuは使わないと言い、それに対してCISCOのChambersはMicrosoftを信頼していると、対応している。 柔術のように、西欧では過去の歴史に無かったものや、なかった考え方は「言葉そのもの」を持ってくるしかない。

この話の中でも、Web2.0の世界になっている現状認識が語られているが、もはや単一企業だけでの事業と言うのは成り立たないので、今回のMicroSoftとCISCOのCollaborationが真剣に語られたし、具体的なステップに踏み出すことになったのである。

【SV】 シリコンバレー大手企業は民主党支持が増加

  • 2007-08-27 (月)

シリコンバレーの大企業は民主党支持が増えてきている。

 2008年の大統領選挙を控えて、共和党も民主党も資金集めに候補者達が駆けずり回っている。 シリコンバレーでの代表的な企業の政治資金の比較が地元の新聞に掲載された。 ビジネスの観点から見て、民主党に将来を託すという考え方なんだと思う。 ブッシュ政権のへ決算と読める。 しかし、時流に流れて投資資金の流れが良く変わるものである。

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【産学連携】 シリコンバレーが産学連携に果たす役割(8)

  • 2007-08-24 (金)

シリコンバレーはプロがチームワークで働くところ

プロというのは、仕事で食ってゆける人と考えれば、シリコンバレーはビジネスのプロ集まりといえる。しかも、個人で動いている人たちも、多い。 すなわち、弁護士や会計士やコンサルタントと呼ばれる人たちである。 食ってゆけない自営業と失業の差はなんであるかなどが議論されるほど、「個人」が多数動いている。

それらを、有機的につなぐ機会がいたるところにある。 その機会を、大手企業や大学やNPOが支える仕組みになっている。 他を排除するわけでなく、協調的、競争的、融合的ネットワークが形作られてゆく。 この仕組みを容認する、マネジメント、行政、そして個人のメンタリティーがシリコンバレーのビジネスモデルを際立たせていて、それゆえ、どこもシリコンバレーをまねすることができないのであると(私は)確信している。

 

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【産学連携】 シリコンバレーが産学連携に果たす役割(7)

  • 2007-08-22 (水)

UC ExtensionでNAISTセミナー

UC Extensionというのは、UCが持ついわば分校である。 大学の学生だけでなく、社会人を集めたりするのには、人が集まりやすいところが便利である。 今回、奈良先端科学技術大学(NAIST)がUC Santa CruzのExtensionでセミナーを開いた。 BioとNanoの融合で切り開く技術紹介である。 日本の大学が、自分達の持つ技術を発表し、米国に売り込もうという心意気で来ている。 場所もシリコンバレーのど真ん中であるし、ビジネスと連携させるのは、なかなかいいところである。

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【映画】 Bill Gates と Steve Jobs

  • 2007-08-21 (火)

Bill GatesとSteve Jobsはどちらが優れているかという議論は、仕事を楽にした人と、仕事を楽しくした人のどちらが優れているかという議論と似ている。 効率向上の観点ではGates、楽しさの増加ということではJobsか。 

Bill Gatesは、OSの上でビジネスを統合したという点で、ロジカルで合理的。 Steve Jobsという人間はシリコンバレーであるがゆえにマーケット創造に力をいれ、ビジネスに楽しさを付加した。 どちらも、価値創造力がすごく、コンピューターを使って時代を創造したと私には思える。 今更言うまでもないが、そんな二人の若い頃を描いた映画があるので、お時間のある方はどうぞ。

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【SV】 GoogleのLobbying

  • 2007-08-20 (月)

Googleは重要だと思うことに、本気で取り組んでいる。

Lobbyingというのは、政府に働きかけて、政策誘導をするための活動であるが、昨年Googleの Washington DCに1人しかいなかった(Lobbiest)がに、今は10人以上いるそうだ。 いい人財を世界中から集めるためにVISA発給枠を拡大することを強く要求している。 必要なことに、必要なタイミングで、力を注ぐことができれば、仕事は楽しいに決まっている。 昨日もMountain ViewでWiFiを使ってみたが、GoogleのWiFiの割り込みが 激しくて、私のつないでいる Le BoulangerのWiFiはたびたび切断されてしまう有様。シリコンバレーの中でもMountain ViewはGoogle城下町になっているのを実感。 
お殿様なら、幕府に政治活動をするというのも、ビジネスのプロセスからするとさもありなんと妙に納得。

【教育】 米国 初等、中等教育の断面

  • 2007-08-20 (月)

初等教育の達成率は人種による差が大きい

米国の義務教育の人種と生活レベルによる比較データがSan Jose Mercury Newsに載っていた。 アジア人はしっかり勉強して知識を身につけているのが良くわかる。 米国の高等教育のレベルが高いこととのつながりははっきりは見えないが、「伸びる人間を成長させる」ということと「優秀な人間を世界中から集める」という方針が、レベルの高さを可能にしている。

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【教育】 カリフォルニア州の大学システム

  • 2007-08-19 (日)

教育は、世界中どこの国でも、国家の最重要課題の一つである

私は、日本で教育を受けて、日本で財閥系企業に勤めて、そこから米国に駐在になった。 米国では子供達が初等、中等教育から、米国のシステムで教育を受けた。 日本と米国の教育に対する姿勢は、大きく違っている。 私自身「教育」という言葉は、現在の学校システムの中では、適切ではないと思う。 なぜならば、教える側はすでに「教える」ということができなくなっていることが多いからということと、自分で考える人間を育てた方が、はるかの効率がいいことがわかってきたからである。

私が、現在感じているのは、日本の教育は「入り口が難しく」「出口が安易」
米国は「入り口が難しくは無い」「出口はきびしい」
結果として、日本の大学卒業生は「専門性がもてず」「素材価値しか持ち得ない」
これに対し、米国の大学卒業生は「専門性を持ち」「その分野での成長を志向する」

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【SV】 Google Power Lunch

  • 2007-08-18 (土)

Googleは、太陽電池の採用や、社員食堂の充実で先端を行く

シリコンバレーでは、昼食をとりながら打ち合わせをする、いわゆるPower Lunchが多い。
しかし最近は、Googleの食堂で、打ち合わせというのが、人気になっている。

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【産学連携】 シリコンバレーが産学連携に果たす役割(6)

  • 2007-08-14 (火)

米国の移民政策は、シリコンバレーの活力源

米国は常に質のいい労働力を移民政策で受け入れている。 その中でも、毎年枠が少ないためにもめるのはH-1ビザという、技能職のためのビザである。 9/11以降ビザの認可がきびしくなったこともあり人数枠がすぐに一杯になってしまう。 ここでのビザの対象は、大学卒以上の高学歴者、あるいは米国にはいない特殊技能者(寿司職人など)である。こういった人たちは、米国に入り、いろいろな場所で活躍する。 それは、米国にとって「国益」になっているのである。 すなわち、今まで「自国内」でできないことができるようになって、米国の「活力」をアップしたと考えるのである。

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【産学連携】 シリコンバレーが産学連携に果たす役割(5)

  • 2007-08-13 (月)

ベンチャーキャピタルが自力で産業を興す

ベンチャーキャピタル(VC)とシリコンバレーは切っても切り離せない関係である。 シリコンバレーの最初のベンチャー会社であるHewlett Packardは、F. Tarman教授がポケットマネーを出して、ガレージ小屋からスタートしている。 将来がわからないけれど、自分達が信じたことは、まずやってみる。 それを手伝う人がいる。 お金を出す人がいる。 それがシリコンバレーの奥深さである。

ベンチャーという言葉の定義は確定していないところもあるが、事業を起こすために、外部から資金を投資してもらい、成功の暁には、投資してもらった資金を”リスクファクター込み”で返済できるような事業だと(私は)考えている。 街ののレストランはベンチャーにはならないし、研究を継続しているだけでは、やはりベンチャーではない。 どちらも、リスクファクターを含めた資金返済ができないからである。

そして、もっと重要なのはベンチャーキャピタルは主要なメンバーは自分でも投資資金の一部を出していることである。(正確には、ベンチャーキャピタルのファンドへの出資)である。 すなわち、サラリーマンが給料を保証されて会社の金を投資しているのとはわけが違うのである。 このことを正確に理解している日本人は少ないので、日本のベンチャーキャピタル投資にはミスマッチやミスリーディングが頻発している。

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【産学連携】 シリコンバレーが産学連携に果たす役割(4)

  • 2007-08-12 (日)

シリコンバレーでは政府は援助はするが、主導はしない

シリコンバレーは、自立的な動きが多く、今でも東海岸の政府や、大企業からは「変わったところである」とか「カリフォルニアだから」という見方をされているようだ。 これは、シリコンバレーが米国で産業を立ち上げ、世界の経済に大きな影響を与えるようになって、まだ50年という歴史しかないことからきているかもしれない。 しかし、シリコンバレーをモデルにしようとして、米国内だけでなく世界中が挑戦しようとしているがなかなか成功しない。 これは、自発的にはじめるための環境がシリコンバレーほど蓄積されているところが無いためと(私は)見ている。 日本からも、地方自治体などがシリコンバレーに人を送り込むが、仕組みの解析ができても、あるいは自治体がお金をつけても、地元でのシリコンバレーモデルは決して動き出さない。

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【産学連携】 シリコンバレーが産学連携に果たす役割(3)

  • 2007-08-11 (土)

シリコンバレーが活力があるのは、人財の流動性による

産業の資源は”ヒト””カネ””モノ”といわれる。 まずはそれらに関連してシリコンバレーの特色として常に挙げられるのは、
- 狭い地域に世界中から”優秀な人たち”が集まっていること。(多様性) 
- それを支える、大学や研究機関が世界のトップレベルであること。(先進性)
- 高学歴の移民を多く受け入れているところ。 (ここで言う高学歴とは、高校卒業以上を言う) 
- 人と同じことならしないほうがいいと思っている人が多く、そして、チャレンジすることを応援する。
- 人生で何かするとしたら、価値のあることをやりたいと思っている人が多い。
- ひとつのことが動き出すと、さらに次の新しいことを始める人たちがなぜか多い。
- 個人がネットワークを組んでいるので、組織の壁が低い。
- 人財が、ものすごく良く動くところ(昨日のライバルは、今日の仲間)、しかも産と学の間の垣根は低い。
- リーダーシップ教育で、訓練を受けた人たちがしっかりいる。(それを応援するチアリーダーも存在する)
- 政府の規制を嫌い、自分達でどしどし動いてゆく
- 狭い地域に、巨大な投資が行われている

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【産学連携】 シリコンバレーが産学連携に果たす役割(1)

  • 2007-08-09 (木)

シリコンバレーは産学連携で産業を興した、世界にまれな場所である

私は、ちょうど3年前にシリコンバレーに集まる日本の大学の拠点を束ねて、「大学間連絡会」というのを立ち上げた。大学間連絡会.jpg 立ち上げた理由は、シリコンバレーにある、日本の大学が、孤立しているのでは、大きな力になれない、本気で米国でも活躍できるためには、お互いに持っているものを共有し、それらを踏まえた上で、新しい枠組みを作るべきだと思ったからである。

当時、私は東京大学シリコンバレーオフィスのパートナーをしていたこともあり、孤立の知恵は、集合の知恵には勝てないことがわかっているので、まずは情報交換をする連絡会として発足した。

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【盛和塾】 稲盛さんとシリコンバレー

  • 2007-08-08 (水)

稲盛和夫さんは私の尊敬する経営者の一人である。シリコンバレーでビジネスをスタートした人でもある

2年前に、鹿児島大学のVBL(ベンチャービジネスラボラトリー)のシリコンバレーオフィスの開所式で、稲盛和夫さんの講演を聞く機会があった。
印象に残ったのは京セラを設立して、やっとのことで試作品ができるとそれをきっちりと評価してくれたのが、シリコンバレーであったという言葉であった。
さらに稲盛さんは「シリコンバレーは京セラを育ててくれた場所であり、今日京セラがあるのは、シリコンバレーのおかげなんです。」といつもの穏やかな口調で語っていたことだった。

今日は、その稲盛さんが、企業経営者向けに開いている盛和塾の、勉強会の日。日本から戻ってきてすぐであったが、夕方から参加した。 今日の勉強内容は、2003年 盛和塾全国大会の講演DVDを聴講

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日・米インターネットアクセス比較

  • 2007-07-25 (水)

昨日は、家の周りで、インターネット環境を比較することができた。 すなわち、家庭の外でのインターネットへのアクセスを比較してみた。
日本は、ブロードバンドの普及では世界のトップを走っている。 
以前のブログにもシリコンバレーのインターネットスピードが遅いことを書いた。
http://www.imanetinc.com/blog/2007/07/speed.html#more

 

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【SVMF】 SVMF例会

  • 2007-07-21 (土)

昨日は、SVMF(Silicon Valley Multimedia Forum)の例会。
演者は、米国在住25年の 西浦さん。演題は
「日本企業が米国で成功しない理由(ワケ) ? 失敗から学ぶ米国進出成功のヒン
ト」

会場はP1150678.JPG45名が参加して超満員

一昨日のForumにも参加していただいた方で、辛口のピッチ。

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米国西海岸 Optimization Forum講演会結果

  • 2007-07-20 (金)

今回、Optimization(最適化)というテーマで、IrvineとSilicon Valleyで講演会を開いた。
Irvineはお手伝いに、Silicon Valleyは主催者側で担当した。
結果として、非常に有益な情報が得られた。

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One Laptop per child

  • 2007-07-15 (日)

という、NGOがある。 政府に100ドルパソコンを寄付して、発展途上国の子供達にLap Top PCを提供しようという、プログラムで、MITのメディアラボを開いたNicholas Negroponteが、会長をやっている。 以前から100ドルPCというコンセプトと、米国の企業がどのように参加するのか、ものすごく興味があった。 Negroponteは、このプロジェクトはLaptopのプロジェクトではなく、教育についてのプロジェクトであることを強調している。 この集まりに、INTELが参加することが発表された。

 

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共同研究での仕事の分担 その1

  • 2007-07-08 (日)
研究からビジネスというタイトルでこのブログは書いているので、今日は共同研究での仕事の分担を考えてみたい。
IBMは、1980年代にはあらゆる研究をやっていたというくらい、研究開発力の大きな会社であった。
そして、Hard Diskの実用化も世界で一番であった。
昨年、Hard Diskの技術開発50周年記念のPartyがシリコンバレーの、Computer History Museumで開かれた。
http://www.computerhistory.org/50yearsHDD-c/
当時は、銅版に磁性体を塗布して記録再生していたが、ジュークボックスくらいの大きさで、4MBである。

我々としては、光磁気ディスク(MOディスク)も世界に先駆けて市場に出すのだと、大いに期待して共同研究を開始した。

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Googleは人探しの会社だ

  • 2007-07-03 (火)

Googleがすごいと思うのは、やるべきことに妥協なく取り組む姿勢である。
人財がすべてとシリコンバレー(だけでなく)言われるが、真剣にその施策に反映させるのは簡単ではない。

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BRICSそして韓国まで

  • 2007-07-02 (月)

ある、VC(Venture Capitalist)の話である。 シリコンバレーのVCの投資先は広がっている。 もともとは「車で1時間で通える範囲」しか投資をしなかったが、最近では積極的に外国でも投資する。
しかし、その投資先は BRISKと韓国までという。

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日本を出たがらない若者達

  • 2007-07-01 (日)

という話を聞いたのは、もう3年前だった。
国際的なコンサルティング会社から、Stanford大学にMBAできた人が言っていた。
最近は「海外出張」でも、若い社員が嫌がるという。 「そんなこと、Webでできますよ」とか、「わざわざ出かけなくても仕事には大した影響がありませんよ」とかが、海外に出ない理由になっているという。

では、最近の若者が国内でやっていることはというと

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英語の問題

  • 2007-06-03 (日)

英語と契約文書

外国企業との提携で、大きな壁は「英語」である。 今回の提携も基本はIBMの米国との契約で始まったので英語の壁がすぐできた。
英語の契約書の修正は英語でやるしかない。 契約書の勉強をするほど時間はないし。
これは、自分達で乗り越えるしかないが、契約書のチェックなどは、技術者には手に余る。
経験を積んだ、法務や総務の助けが必要になる

 

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外国企業との技術提携の必須条項

  • 2007-06-02 (土)

技術提携

米国の大手企業との技術開発の前提を考えると、次のことが浮かび上がる。

1.技術のレベルがあること

2.Feelingが合うか

3.資金はあるか

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研究所の基礎研究から、テストサンプルの作成

  • 2007-06-01 (金)

研究所の仕事

研究所というのは、基礎研究をするところであるけれど、MOのような電子基材についてはある程度の製造技術が必要である。
その技術とは今回のMO開発では「張り合わせ」であった。 その評価基準は「耐久性」であった。 実は我々がMOの取り組みをしていた頃の規格は、貼り合わせたメディアが、最終商品になる予定であった。
であるから、貼り合わせにどのような接着剤を使うかということが、大きなポイントとなった。

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研究からビジネスへの面白さ 

  • 2007-05-31 (木)

研究からビジネス

3.5"MOを世界で初めて上市した感動は今でも忘れない。 研究所が作ったサンプルが、IBMに評価され、共同研究へと発展し、1990年に世界で初めて商品として上市し、その後、海外へと販売を広げたわけだから。 その流れを振り返ってみると、一つ一つをきっちり仕上げるというプロセスの積み重ねであることがわかる。

研究からビジネスの流れで、いくつかのキーポイントをまとめてみたい。

 

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