シリコンバレー Archive
【本-10】 シリコンバレーモデル 今井賢一監修
- 2008-05-26 (月)
シリコンバレーモデルという1995年に出た本を読み返す。当時のWeb1.0をシリコンバレーにいた人たちが受け止めた姿が、まとめられている。 Web2.0を迎えた我々の状況としてとても参考になる。
【本-09】 飛躍する大学 スタンフォード ホーン・川嶋瑤子
- 2008-05-25 (日)
【SV】 Graig Newmarkの挨拶
- 2008-05-15 (木)
【Web2.0】 Tim O'ReillyのKeynote
- 2008-04-24 (木)
【SV】 DESKTOPからWEBTOPへ
- 2008-01-20 (日)
【本-01】 総集編 フラット化する世界 T・フリードマン著
- 2008-01-05 (土)
【読後所感】
この本は、著者のジャーナリストとしてのレベルが高い上に、デジタル化のおかげで、2005年に初版が出た後、増補版が2006年に出された。 日本語版はこの版に基づいている。
しかも、更に改訂中だという。 このように改訂がなされるのは、時代の流れが速いことと、著者が内容を常にチェックし、最新情報を伝えようとしている心意気の現れである。
そのようなジャーナリストになったT. フリードマン氏を育てた原点は他でもない、高校時代の先生(ハッティー・M・スタインバーグ)だったというところが、心を打つ。(下巻 P.160) 教育の原点は、耐えて学ぶことの大切さであると、フリードマン氏に教えてくれたということである。 教育の原点が、生き方を教えるといういい例である。
この本の日本について書かれている部分を読むだけで、世界の中での日本の位置というのが分かる。 (結論を言うと、ほとんど触れられていないということ.10年前に書かれた 「レクサスとオリーブの木」では、レクサスは主役の一つだったのに!)
読み終わって、日本の空白の15年が、社会構成の転換に対する適応不全だったということ。 これへの対処は、学んで実行するという、じつは簡単なことから始めることである。 80年代後半、日本がバブル期絶頂の頃「もはやアメリカから学ぶものはない」と声高らかに宣言した日本の経営者がいたが、日本の経済界はまだその幻影が跋扈している。
しかし時代はすでに変わってしまっている。 以前は先輩からだけ学べばよかったが、今は「誰からでも」学ぶ力が必要である。
情報・知識はもはやフラット。 知恵の使い方が問われる時代になったわけだ。 日本はKnowledge Management理論では90年代世界の先頭を走っていた。 しかし学ぶということが十分行なわれないまま、成果は米国を中心に吸い上げられてしまった。Mobilizing Minds という本の中味は、野中、竹中理論そのものである。
1990 年代から見ると、米国はビジネス、特に中間層の活性化、ITを利用したネットワーク構築が徹底された。 その一方、日本はビジネスの分野よりも、消費者の分野の細分化、活性化が行なわれた。 言い換えると、知恵の部分が消費者に近いところに集められたということである。 このことは、ビジネス中間層に対する活性化の「ゆとり」の部分を「温存」してきたことを意味する。
21 世紀はすでに、物事が変化してしまっていることが、この本を読んで実感できる。 われわれはもう一度、学ぶということにきちんと取り組むべきである。 Knowledge Managementという言葉も、手法を表現する意味では使えるが、実態は「Knowledge Sharing」である。 今年は更に、真剣に取り組みたい。
現在のKnowledgeの置かれている位置についてはMITの教授であるピーター・センゲ の言葉が象徴的である。
知識を共有することは、何かを人に与えたり、もらったりすることとは違う。 それは、情報の共有にしか役立たない。
知識を共有することは、お互いが行動につながる新しい力を発揮するための、心底から助け合うところから始まる、これは学ぶプロセスを作り上げることである。
Sharing knowledge is not about giving people something, or getting something from them. That is only valid for information sharing.
Sharing knowledge occurs when people are genuinely interested in helping one another develop new capacities for action; it is about creating learning processes.
【SV】 JUNBA 2008開催案内
- 2007-12-12 (水)
JUNBA2008の開催案内が決まった。
今年は、日本の大学の産学連携がテーマ。 参加大学は14校。 シリコンバレーで日本の大学が研究成果を出せるなんて、夢のような変化ではある。 しかし、本当の狙いは、米国のビジネスとの連携確立であるので、このイベントから後が勝負なのである。
少し長いけど(英文でもあるが)ご紹介したい。
【SV】 来年の大統領選で誰を応援しているか
- 2007-10-20 (土)
【SV】 Googleの株価が609ドルまで上がる
- 2007-10-09 (火)
【SV】 最近の大学生は・・・
- 2007-10-02 (火)
こんなものを作ってしまう。 シリコンバレー紹介に「使える」 ここでのシリコンバレーは「人」そのものだけど、これがビジネスを支えるんだよな。
http://blog.livedoor.jp/yoshiaki_okura/【JUNBA】 一人でやるか、沢山でやるか
- 2007-10-02 (火)
これは戦略論であるが、JUNBAは沢山でやると言う発想である。 もともと私は沢山でやることは好きではないのだが、ことJUNBAに関しては別である。
【SVMF】 番外編 学生ツアーにシリコンバレーの主たちが
- 2007-09-23 (日)
【SV】 Venture Capital投資額 Q2 2007
- 2007-09-23 (日)
シリコンバレーのベンチャーキャピタルの投資額を、米国地域別にまとめた。 2007年 Q2現在
会社時価総額、上位5社を表にまとめた 2007年9月21日現在
ビジネスエンジンとしてのシリコンバレーは、順調に推移している。
日本の会社で、CISCOより時価総額が大きい会社は TOYOTAだけになってしまった。【教育】 海外からの学生を集めるComminity College
- 2007-09-21 (金)
【SV】 Intel Developer Forum
- 2007-09-19 (水)
【TOPICS】 那由多とGoogol
- 2007-09-15 (土)
Googolという言葉は、Googleが本来会社登記するはずの名前であったとWikiには出ている。
Googolは10の100乗である。 東洋での数の扱いは多くの説があるらしいが、仏教用語で那由多という言葉がある。 これも10の72乗とかを扱っている。
こうして見ると、人間は、大きな世界をすでに構想してきていて、それを具体的な技術でつないでゆくことにトライしている姿が見えてくる。 だから、お互いの相乗効果が必要になるのである。
【SV】 Openへの動きは加速する一方
- 2007-09-13 (木)
Openへの動きは加速する一方
というのが先週末から、いろいろなセミナーやミーティングに出席して感じたことである。 シリコンバレーがOpennessをキーワードに研究速度を上げ、開発スピードを上げ、ビジネスでは市場展開範囲を広げたのは紛れもない事実であり、そのモデルをあらゆる地域、あらゆる組織がまねをしようとして、未だどの一つも成功していない。 この原因は「Openness]の「実体験」の有無にあると(私は)思う。昨日は、JUNBAの理事会があったが、日本では考えられない議論が、Openに行われている。
【SV】 VMwareとかStem Cellとか
- 2007-09-11 (火)
VMWareの株価上昇
先月IPOしたVMWareの株価が$75を超えた。 IPO売り出し価格が$29だから1ヶ月も経たずに2.5倍である。 その理由は、Dell、HP、IBM、NEC、Fujitsu、Fujitsu-SiemensがH/Wへの搭載を決めたから。 時価総額で250億ドルとなり、シリコンバレーではOracleについで大きな会社になった。(その次がAdobe)
Ausraというベンチャー
太陽エネルギーで発電(太陽電池ではない)するシステムのベンチャーが4千万ドルを集めてプラント設置。 場所はオーストラリアとポルトガルそして、カルフォルニア。 カリフォルニアはPG&Eが電力を購入する。
Stem Cell研究
Stem Cellの研究にEli BroadというBillionaireがUCLAに2千万ドル、USCに25百万ドルを寄付。 CAのStem Cell研究のための債権も30億ドルは今月売り出し。 Stem Cell研究が動き出す。
【SV】 シリコンバレー多言語の実態
- 2007-09-10 (月)
シリコンバレーでは、英語以外での看板が目立ってきている。
地元紙によると、Santa Clara郡の家庭での、英語以外の利用は49%になっている。(我が家ももちろん日本語である) そして、最近ではお店の看板まで英語以外が増えているという。
【TOPICS】 Singularity Summit 2007に参加
- 2007-09-09 (日)
今週は、土曜全部と、日曜日の午前中に、Singularity Summit 2007に参加した。
すでにBologは沢山上がっているので(英語であるが)http://blogs.zdnet.com/BTL/?p=6182など。 私が参加して感じたことは、AIという概念はPCが普及し始めた頃に大分騒がれた。
Singilarityというのは、人間よりも賢い知性を持った人工知能を作ろうというものである。 そういえば日本でも1980年代に大いに騒がれた記憶がある。(LISP言語とか、エキスパートシステムとか呼ばれていた)
【TOPICS】 眠気覚ましに効く飲み物
- 2007-09-05 (水)
眠気覚ましにはMountain Dewがいいと、以前いた会社の同僚に勧められ、飲んでみたら結構目がパッチリした。
シリコンバレーではそれぞれの人がいろいろなKnow-Howを持っているので、聞くと面白い知識が入る。 カフェインについては以前から気になってはいたのだが、新聞記事を手がかりにデータを調べると、面白いことがわかった。 まず、Mountain Dewは清涼飲料の中ではカフェイン量が多い。
ちなみに調べた情報はこちら
http://www.cspinet.org/new/cafchart.htm
2006年くらいから、清涼飲料業界がCaffeineデータを公表するようになって、比較ができるようになった。
【SV】 ベンチャーが投資家にプレゼンする前に考えること
- 2007-09-02 (日)
シリコンバレーのビジネスを立ち上げる人たちにはグルといわれる、Jerry Weissman のSanta Clara大学での講演内容。
ImindMapを使ってまとめてみた。
MEGOといわせるな MEGO=My Eyes Glazed Over
プレゼンの資料から投資家に読み取らせるのは、大罪である
プレゼンはMission Criticalである
アジアやアフリカからの起業志望の若者に、Santa Clara 大学で4日間に渡って教えた
プレゼンはChurchill、JFK、King牧師のようにはできない
レーガン大統領のようになれ
ゆっくりと会話型で
90秒で自分の言いたいことをまとめる
やって良い事
素早く核心を突く
質問に答えるときは相手の言うことをしっかり聞き、理解してからにする
あくまでも対話型で進める
やってはいけない事
冗談から話し始めること
内容やデータはしゃべり過ぎないこと
芸人ではいけない
プレゼンの機会をくれたことに甘えてはいけない
Jerry Weissmanがコーチした人たち
Pierre Omidyar, eBay founder
Sue Bostrom, Cisco Systems senior vice president
K. B. Chandrasekhar, Exodus Communications founder
Tim Koogle, Yahoo's former CEO
Ray Dolby, Dolby Laboratories founder and chairman
Sky Dayton, Helio CEO and EarthLink founder
Reed Hastings, Netflix founder and CEO
Dan Warwenhoven, Network Appliance founder and CEO
【ブログ】 夏休みが終わった
- 2007-09-01 (土)
私の夏休みも明後日で終わりだ
今年の夏休みは、いろいろなものの並べ替えや、再構築をした。いくつか挙げると
1. Blogを外部の開放系に上げた。 シリコンバレーを知ってもらう上では必要な切り替えだと考えた。 桃知師匠にご指導をいただきながら完成度が上がってきている。コメントを送信してServer Errorになりませんから、恐れずコメントを下さい(笑) そしてもっと大きな観点は、検索ができるという点である。 これまでのMIXI系は残念ながら検索がほとんど不能であって、過去に書いた記事を探したり、キーワード検索等ができない。 Oさんとはこれができればビジネスになるねなどと話してはいたが、それまでは待てないので移ることにした。 そして仕事のポータルになるような活用のしかたをしてみたいと考えている。
2. 検索といえば、カレンダーも同じ状況になってきている。 今までYahoo!を使っていたが、検索機能の提供が延期になっていて今後の見通しも立っていない。 Googleはといえば、検索機能つきで、提供されるし公開カレンダーも使える。 ということで、今月からGoogleカレンダーに切り替えた。(しかし、PrivacyがGoogleに筒抜けというのはあまり気持ちが良くないのであるが)
3. 読書記録を充実させようと思う。 これにはiMindMapとAmazonを使うけれど、読んだ本の中味をきっちり整理して、さかのぼって検索すると、役に立つエッセンスが残るものにしたいと思っている。 これは、私だけが隠していてももったいないので、それは公開して、読んだ人がなるほどと思ってAmazonに行ってくれれば、本が買えるような仕組みにしている。 どこまで進めるか、やりがいがある。
4. シリコンバレーの現地情報の発信を引き続きやってゆきたい。 いつも通うWillow Glenの街だけでも、こんなにニュースがあるので驚いている。 もっとイベントや日本に向けての動きなどを積極的に書いてゆくようにしたい。 ビジネスを中心に書いてゆくが、その背景となる生活や教育など、集められる情報をまとめあげられれば、このブログの目的は達せられたことになる。
【SV】 Peet's Coffeeの創始者が死去
- 2007-09-01 (土)
Peet's Coffeeはシリコンバレーでも数多くの店を持つCoffee Shopである。
かくいう私も、そのCoffeeの愛飲者であるが。 その創業者Alfred Peetさん(87)が亡くなった。 米国でも結構味の濃いコーヒーを提供してくる店だと思う。
Petさんはオランダからの移民で、Berkeleyに1966年に店を出したのがこの店のはじめだそうだ。 Vieneese BlendをEspresso用に細かく挽いてもらう。 そうすると、結構パンチが効いて良い味になる。(私の好みだが)
http://www.peets.com/
彼の言葉がいい!In his own words, when asked to recount his life’s story, Alfred Peet responded simply, “The coffee tells my story.”
良く行くのはWillow Glenの店である。
http://www.peets.com/stores/store_locator.asp ZIP Code 95125を入れてください
思いがけないところで、行きつけのお店の歴史を勉強することになった。 Peetさん、ありがとう。 これからもコーヒーを楽しませてもらいますよ。
【SV】 San Joseは高賃金の街だ
- 2007-08-30 (木)
シリコンバレーの高賃金を裏付けるデータ
米国はいろいろな評価基準で物事を測っているので、面白いデータやロジックにつながるが、まずはシリコンバレーの街が米国の中でも高賃金であるデータ。
ビジネスの形態はすべてまとめられているので、あまり細かい議論はできないが、米国の人口50万人以上の町で比べるとそうなる。 私が昔住んでいたCharlotte (NC)もベストテンに顔を出している。 良く見えないと困るので上から San Jose, San Francisco, San Diego, Seattle, Las Vegas, Washington, Charlotte (NC), Boston, Austin, Phoenix
【SV】 Jujitsuという言葉
- 2007-08-28 (火)
Jujitsu=柔術のことである。
CISCOのCEOJohn ChambersとMicrosoftのCEO Steve Balmerの話のなかに出てくる言葉である。
話を読んでみると、jujitsuというのは、相手の力を借りて(自分はほとんど何もせずに)いいとこ取りをすることのようだ。 この会議ではBalmerが今度のCISCOとのコラボレーションでは、Jujitsuは使わないと言い、それに対してCISCOのChambersはMicrosoftを信頼していると、対応している。 柔術のように、西欧では過去の歴史に無かったものや、なかった考え方は「言葉そのもの」を持ってくるしかない。
この話の中でも、Web2.0の世界になっている現状認識が語られているが、もはや単一企業だけでの事業と言うのは成り立たないので、今回のMicroSoftとCISCOのCollaborationが真剣に語られたし、具体的なステップに踏み出すことになったのである。
【SV】 シリコンバレー大手企業は民主党支持が増加
- 2007-08-27 (月)
シリコンバレーの大企業は民主党支持が増えてきている。
2008年の大統領選挙を控えて、共和党も民主党も資金集めに候補者達が駆けずり回っている。 シリコンバレーでの代表的な企業の政治資金の比較が地元の新聞に掲載された。 ビジネスの観点から見て、民主党に将来を託すという考え方なんだと思う。 ブッシュ政権のへ決算と読める。 しかし、時流に流れて投資資金の流れが良く変わるものである。
【環境】 通勤も環境にやさしく
- 2007-08-25 (土)
シリコンバレーはビジネスや通学には車が無いと不便なところではある。
しそかし、公共交通機関は意外と自転車にはFriendlyである。 いいかえるとバスや電車に自転車を積むことがわりと楽である。 この新聞記事は米国の中での代表的な都市での通勤形態をまとめたもので、San Joseに限って言えば自転車で通う人は決して多くない。 また、歩いて通う人も多くはない。 公共交通機関の利用も多くはない。 さりとて、家で働く人も多いわけではない。 車に同乗して通う人は、そこそこであるということになっている。 私はSan Jose以外の町をあまり知らないので、何ともいえないが、まだまだ改善の余地があるというわけだ。 公共交通機関での自転車の扱いもいろいろ見てきたので、ここでご紹介しておこう。
【映画】 Bill Gates と Steve Jobs
- 2007-08-21 (火)
Bill GatesとSteve Jobsはどちらが優れているかという議論は、仕事を楽にした人と、仕事を楽しくした人のどちらが優れているかという議論と似ている。 効率向上の観点ではGates、楽しさの増加ということではJobsか。
Bill Gatesは、OSの上でビジネスを統合したという点で、ロジカルで合理的。 Steve Jobsという人間はシリコンバレーであるがゆえにマーケット創造に力をいれ、ビジネスに楽しさを付加した。 どちらも、価値創造力がすごく、コンピューターを使って時代を創造したと私には思える。 今更言うまでもないが、そんな二人の若い頃を描いた映画があるので、お時間のある方はどうぞ。
【SV】 GoogleのLobbying
- 2007-08-20 (月)
Googleは重要だと思うことに、本気で取り組んでいる。
Lobbyingというのは、政府に働きかけて、政策誘導をするための活動であるが、昨年Googleの Washington DCに1人しかいなかった(Lobbiest)がに、今は10人以上いるそうだ。 いい人財を世界中から集めるためにVISA発給枠を拡大することを強く要求している。 必要なことに、必要なタイミングで、力を注ぐことができれば、仕事は楽しいに決まっている。 昨日もMountain ViewでWiFiを使ってみたが、GoogleのWiFiの割り込みが 激しくて、私のつないでいる Le BoulangerのWiFiはたびたび切断されてしまう有様。シリコンバレーの中でもMountain ViewはGoogle城下町になっているのを実感。
お殿様なら、幕府に政治活動をするというのも、ビジネスのプロセスからするとさもありなんと妙に納得。
【教育】 米国 初等、中等教育の断面
- 2007-08-20 (月)
初等教育の達成率は人種による差が大きい
米国の義務教育の人種と生活レベルによる比較データがSan Jose Mercury Newsに載っていた。 アジア人はしっかり勉強して知識を身につけているのが良くわかる。 米国の高等教育のレベルが高いこととのつながりははっきりは見えないが、「伸びる人間を成長させる」ということと「優秀な人間を世界中から集める」という方針が、レベルの高さを可能にしている。
【SV】 シリコンバレー日本人ネットワーク
- 2007-08-18 (土)
ネットワークはシリコンバレーのビジネスの基本だが
2000年のバブルを過ぎて、2003年一杯でバブル清算を行って、再び本来の、起業家たちが動き始めるタイミングとなった。私もMIXIや個人ブログを2年ほど前から始めた。 そして最近3ヶ月ほど。このシリコンバレービジネスブログをスタートさせた。 私個人はこの10年間で、2001年に大企業をやめ、ワンマン会社の米国拠点で人財紹介の仕事をして、一昨年の4月からは自営業ということになった。それぞれでいろいろ学ばせてもらったと思うが、シリコンバレーでは“出来上がって何ぼ?”の世界なので、形にならなければ相手にされない。 であるがゆえに、ネットワークを作るわけだがまずは、シリコンバレーの中での日本人ネットワークについて、私の知る限りで、変遷と現状を書いてみたい。
【SV】 Google Power Lunch
- 2007-08-18 (土)
Googleは、太陽電池の採用や、社員食堂の充実で先端を行く
シリコンバレーでは、昼食をとりながら打ち合わせをする、いわゆるPower Lunchが多い。
しかし最近は、Googleの食堂で、打ち合わせというのが、人気になっている。
【盛和会】 お元気様です
- 2007-08-15 (水)
お元気様です、という挨拶言葉はいい
以前のブログで、稲盛和夫さんの開いた盛和会という塾の勉強会の話を書いた。 その時、幹事の方が挨拶の冒頭に「お元気様です」と言っていた。 とてもいいと思った。 なぜなら、今の日本では「お疲れ様です」が冒頭に使われることが多いから。 夕方仕事が終わってから「お疲れ様です」というのはいいとしても、朝これから仕事をするときに「お疲れ様です」が挨拶言葉になるのは、なんか変である。
「お疲れ様です」と挨拶をされて、私は「俺は疲れていないよ」とかいちいち答えていたけれど。「お元気様です」で挨拶してもらった方が、前向きでやる気が出てくる。 皆さんはいかがですか。
【産学連携】 シリコンバレーが産学連携に果たす役割(4)
- 2007-08-12 (日)
シリコンバレーでは政府は援助はするが、主導はしない
シリコンバレーは、自立的な動きが多く、今でも東海岸の政府や、大企業からは「変わったところである」とか「カリフォルニアだから」という見方をされているようだ。 これは、シリコンバレーが米国で産業を立ち上げ、世界の経済に大きな影響を与えるようになって、まだ50年という歴史しかないことからきているかもしれない。 しかし、シリコンバレーをモデルにしようとして、米国内だけでなく世界中が挑戦しようとしているがなかなか成功しない。 これは、自発的にはじめるための環境がシリコンバレーほど蓄積されているところが無いためと(私は)見ている。 日本からも、地方自治体などがシリコンバレーに人を送り込むが、仕組みの解析ができても、あるいは自治体がお金をつけても、地元でのシリコンバレーモデルは決して動き出さない。
【TOPICS】 王選手を忘れるな
- 2007-08-12 (日)
国際的な評価は多様であるということは、舞台に出ないとわからない
ボンズ選手が756号のホームランを打って、シリコンバレーも含めて地元サンフランシスコは大いに盛り上がっているところであるが、私たちの記憶では、ホームランの世界記録はやはり王選手のはずなのである。しかし、残念ながら今回、米国内で王選手の話は比較としては出てこない。 あくまでも日本のホームラン王なのである。
【盛和塾】 稲盛さんとシリコンバレー
- 2007-08-08 (水)
稲盛和夫さんは私の尊敬する経営者の一人である。シリコンバレーでビジネスをスタートした人でもある
2年前に、鹿児島大学のVBL(ベンチャービジネスラボラトリー)のシリコンバレーオフィスの開所式で、稲盛和夫さんの講演を聞く機会があった。
印象に残ったのは京セラを設立して、やっとのことで試作品ができるとそれをきっちりと評価してくれたのが、シリコンバレーであったという言葉であった。
さらに稲盛さんは「シリコンバレーは京セラを育ててくれた場所であり、今日京セラがあるのは、シリコンバレーのおかげなんです。」といつもの穏やかな口調で語っていたことだった。
今日は、その稲盛さんが、企業経営者向けに開いている盛和塾の、勉強会の日。日本から戻ってきてすぐであったが、夕方から参加した。 今日の勉強内容は、2003年 盛和塾全国大会の講演DVDを聴講
【ブログ】 ブログの見直し
- 2007-08-02 (木)
ブログの奥行きを再確認する作業は楽しいが、初心者にはつらい。
を桃知師匠の下で、再確認。目的がクリアでなければダメに決まっているけれど、使える範囲がどのくらいなのか、経験知も大切。
日・米インターネットアクセス比較
- 2007-07-25 (水)
昨日は、家の周りで、インターネット環境を比較することができた。 すなわち、家庭の外でのインターネットへのアクセスを比較してみた。
日本は、ブロードバンドの普及では世界のトップを走っている。
以前のブログにもシリコンバレーのインターネットスピードが遅いことを書いた。
http://www.imanetinc.com/blog/2007/07/speed.html#more
【SVMF】 SVMF例会
- 2007-07-21 (土)
米国西海岸 Optimization Forum講演会結果
- 2007-07-20 (金)
今回、Optimization(最適化)というテーマで、IrvineとSilicon Valleyで講演会を開いた。
Irvineはお手伝いに、Silicon Valleyは主催者側で担当した。
結果として、非常に有益な情報が得られた。
One Laptop per child
- 2007-07-15 (日)
という、NGOがある。 政府に100ドルパソコンを購入させて、発展途上国の子供達にLap Top PCを提供しようという、プログラム。 MITのメディアラボを開いたNicholas Negroponteが、会長をやっている。 以前から100ドルPCというコンセプトと、米国の企業がどのように参加するのか、ものすごく興味があった。 Negroponteは、このプロジェクトはLaptopのプロジェクトではなく、教育についてのプロジェクトであることを強調している。 この集まりに、INTELが参加することが発表された。
共同研究での仕事の分担 その1
- 2007-07-08 (日)
IBMは、1980年代にはあらゆる研究をやっていたというくらい、研究開発力の大きな会社であった。
そして、Hard Diskの実用化も世界で一番であった。
昨年、Hard Diskの技術開発50周年記念のPartyがシリコンバレーの、Computer History Museumで開かれた。
http://www.computerhistory.org/50yearsHDD-c/
当時は、銅版に磁性体を塗布して記録再生していたが、ジュークボックスくらいの大きさで、4MBである。
我々としては、光磁気ディスク(MOディスク)も世界に先駆けて市場に出すのだと、大いに期待して共同研究を開始した。
Googleは人探しの会社だ
- 2007-07-03 (火)
Googleがすごいと思うのは、やるべきことに妥協なく取り組む姿勢である。
人財がすべてとシリコンバレー(だけでなく)言われるが、真剣にその施策に反映させるのは簡単ではない。
BRICSそして韓国まで
- 2007-07-02 (月)
ある、VC(Venture Capitalist)の話である。 シリコンバレーのVCの投資先は広がっている。 もともとは「車で1時間で通える範囲」しか投資をしなかったが、最近では積極的に外国でも投資する。
しかし、その投資先は BRISKと韓国までという。
研究からビジネスへの面白さ
- 2007-05-31 (木)
研究からビジネス
3.5"MOを世界で初めて上市した感動は今でも忘れない。 研究所が作ったサンプルが、IBMに評価され、共同研究へと発展し、1990年に世界で初めて商品として上市し、その後、海外へと販売を広げたわけだから。 その流れを振り返ってみると、一つ一つをきっちり仕上げるというプロセスの積み重ねであることがわかる。
研究からビジネスの流れで、いくつかのキーポイントをまとめてみたい。
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