- 2010-11-14 (日)
今日は、天気もまずまず朝からバスで移動である。
訪問先は、SolanoのWindfarmとCalifornia政府機関である。
午前中はSolanoにある、Wind Farmの見学。
Californiaには、Livermoreにも同様のWindfarmがあるが、設置時期が早く、今ではほとんど稼働していない。
Solanoはサンフランシスコの北にある、新しいWindfarmである。
発電機のブレードの長さ40m、地上から回転軸までの高さが65mだという。
一機あたり1.8MWhの公称出力であるが、実際はその1/3の能力だそうだ。
Floridaの会社が設置していて、地形や配列などシュミレーションで最適化を図っている。
現在までのところ、Californiaの再生エネルギー利用は全米でもダントツである。
その中でも、風力と、地熱発電が圧倒的に多い。
我々はWindfarmの管理会社の人達から、説明を聞いた。Floridaの発電会社がCaliforniaに出てきて建設しているという。
風を受けながら回る風車には、いろいろなところに工夫があり、回転数が多すぎないように羽根の角度を変えたり、風速8-10m程度から回転するように設計されているという話を聞いた。
そのあと、California州政府のある、Sacramentoに向かった。
ここでは、州のエネルギー政策を遂行するCEC(California Energy Commision)と、国際交流推進課とを訪問した。
CECでの話はとても刺激的であった。全米でも突出して新規技術の採用や、米国内で一番厳しい規制などが行われており、常に自分たちの将来に関して自らの意志で決断を下すという気風に満ちていた。ちょうどAB32というCO2のCap&Trade法案に対して、賛否投票が近かったこともあり、説明する人達も、かなり熱を込めて離してくれた。(投票の結果はAB32に対する反対法案 Prop23が否決された)
その中でもJack氏が熱弁を奮っての説明で 注意を引いたことは、次の点である。
Californiaは、権力をできるだけ小さく、そして分散することを常に考える。
集中した権力が、市民のためになることはしないという教訓を生かしているのであろう。
訪問した日は、Halloweenも近く、シュワルツネッガー知事の執務室の前には、Halloween衣装の家族連れも訪問にきていた。
あいにく知事はLAに出張で、我々も面会はできなかった。
乗車の中を案内していただいたあと、翌日の地熱発電の訪問のために、NAPAへと移動した。
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