- 2010-01-30 (土)
法律家の立場から見たClean Technology
開かれた場所は、Mountain ViewにあるComputer History Museum
このセミナーでは、Smart Gridとして政策とTechnology側からは押せ押せに流れが出来ているけれど、既存の配電企業や法規制、あるいはFeed in Tariff (FIT)は未整備なので、簡単には普及しないという説明から入った。しかし、FITの適用を間違えなければ、市場は急拡大することが欧州で既に証明済。そして2025-30年くらいまでには、太陽電池発電の方が、電力会社の価格より安くなるGrid Parityが起こると予測されている。
Smart Gridへの取り組みはまだ始まったばかりで、カリフォルニア州で、Smart Meterを最初に設置したPG&E社は、設置した家庭から急に電気代が高くなったとしてクレームを起こされている。また、配電会社が異なると、相互のデータ互換性など保証されていないなど足並みは揃っていない。
DOE(エネルギー省)でEREEプロジェクトを立ち上げ、現在はTexasのLaw Firmに所属するPaul Dickerson氏(写真下)は、米国に技術を残すためにSmart Grid PJTを構想したと語った。
彼は、米国発の基礎技術、例えば太陽電池技術が、米国にいる中国人研究者により持ち出され、中国で安価に製造され、米国と市場での競合になっていると語った。中国をClean Technologyでの最大のライバルと見ている見方が明確であった。
日本でもSmart Gridについて関心が高い。先日のTechOnの記事で
「スマートグリッドで日本外しが始まった」,シリコンバレーのVCが警鐘鳴らす
というのがあった。日本外しの実態が書かれた面白い記事である。
この記事をインタビューされた、JAFCO 菅谷社長にそのあたりの事情をお話いただく会を設定した。
記事はこちら
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100115/179318/
時間、場所はこちら
○日時:2月10日(水)18時30分~
○参加費は無料、食事代割り勘
○場所:Kyora Restaurant (予約名:万仲)
Ramada Inn,1217 Wildwood Ave
Sunnyvale, CA 94089
http://www.yelp.com/biz/kyora-restaurant-sunnyvale
参加される方は、事前にご連絡下さい。
hy@imanetinc.com
Technorati Tags: DOE , EREE , PG&E , smart grid
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