- 2008-05-01 (木)
Wikiでじゃんけんを調べると、世界中にあるが、19世紀ごろ発生した意外に新しいゲームであるようだ。
この地図では、赤い色の部分がジャンケンの普及しているところだそうだ。
さて、ここで考えたいのは、ジャンケンの思想である。
どれ一つ絶対的に強いわけでなく、相対関係で強さが出てくる。
この思想は、個人に当てはめて考えると、それぞれの人は、それぞれの「人間関係の中で力を発揮できる」ということになる。
グーはグーの、チョキはチョキの、パーはパーの役割があるということである。
最近、自分の考え方を整理してみたが、いくつかの思い込みに気がついた。
相対基準は個人の成長を阻害するとか、プラス思考は問題解決の究極であるとかである。
(この議論は、別の機会に譲るが)
成長を学びで考えたのが、高橋俊介氏の「気付きと学びの習慣化メカニズム」である。 これは右図のように個人の中での「気付き」と「学び」が順次変化して、それぞれのステージを通ることで個人が成長してゆく姿を示す。 どのステージも、成長する上では不可欠で、そのステージには、そのステージの役割がある。 大切なのは、気付くことである。
それとは別に、長いこと積読だった本、出口光氏の天命の暗号という本にも、構成要素は4つであるが、個人と他人との関わりでの個性を生かす「相互関係図」が示されている。 個人の評価基準を4つにわけ、それぞれその特色を「達成族」「評価族」「親和族」「献身族」に分けて、それぞれの評価基準を持つ人が、外の評価基準を持つ人を、どのように見るかという図である。 左の図である。
これも、どれかが一番優れているというわけでなく、それぞれの個性は、相互に補い合うときに、力を発揮することが多いという。 (多くの場合は、嫌なやつが来たと思うことが多いそうだが) 自分の経験でもそれは納得できる、
こうやって考え直してみると、相互関係こそが現実の姿であり、その中での役割を果たすことが、個性を生かすことであるというのが見えてくる。
当たり前といえばそれまでだが、シリコンバレーのWin-Winの根底の思想に触れたことと、私自身がまだ利用できていない部分に気付いた点で、大きな思考転換だった。
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