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【Web2.0】 LongTailからFreeへ by Cris Anderson

  • 2008-05-16 (金)
LongTailの著者 Cris AndersonのTiEcCon2008での講演から

TiECon 2008が始まった。 初日、朝から出かける。 日本からの参加者も結構見かける。
一昨年にあった人たちとの再会もある。
まずは、PayPalの創業者のPeter ThielをVideoにと思ったけれど、彼のの講演は撮影禁止。 それを除いても今日は面白い話が3つもあった。

LongTail.jpgまずは「Long Tail」の著者でもある Wired Magazine編集長のCris Andersonの話。おなじみのLongTailの絵。

Freeという話。
Freeの歴史を振り返ると
最初の事例は、Gelletteのカミソリ。(Holderをタダで配って、替刃でかせぐモデル)
次は、出版(広告入りフリーペーパーなど)
そして、余ったものの活用としてのFree

デジタルの性質上、初期の制作時を除いてSoftWareはコストが限りなくタダに近くなる。それだけではなく、PCやデータの蓄積、インターネット回線も限りなくタダになって行く。
(ちなみにYouTubeの一人あたり1時間見るときのYouTubeのコストは0.25セントだそうだし、Yahoo!は無限大のデータ容量を無料で提供しはじめた)



この絵は、2002年にはデータ蓄積にYahoo!が課金していたが、今では課金より、広告収入の方が儲かるという構図。

Free.jpg

 

 









ということで、彼はFreeというタイトルの本を来年出版するそうだ。 
ジャーナリストとはいえ、技術の奥行きにも造詣が深い人である。
(技術へのコミットという点ではちょうど、NYTimesのThomas Freedmanとよく似ているかもしれない)

そして、早口で話す Cris Anderson(少しどもるときがある)
ではこれで「アントレプレナーは何をするのか?」がテーマになる。
こんな時代が来てしまったことに驚くとともに、前人未踏の世界に羅針盤を持ち込もうとする知力をうらやましく思った。




あとは、インドのベンチャー航空会社の社長の話。 First Classのサービスに「個室」を採用。
すでに、国際線を一日11便飛ばしている。

3つめは、歩いて北極点と南極点に到達した冒険家の話。 その偉業の後の、かれの子供たちへの教育に尽くす話を聞いて、涙が出た。

残りの二つは、明日のTiECon二日目が終わってからブログに書くことにしよう。

 

 

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