- 2008-05-24 (土)
というMicrosoftの研究の公開イベントがあったので、参加した。
場所はMountain ViewでGoogleからもすごく近い研究所のBuilding 2で開催された。 地図はこちら
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MicrosoftのResearchの責任者である、Rick Rashidの話から始まった。
Microsoftは長年培った基礎研究を中心にしてビジネスが,発展してきていること。
大学と強く連携して研究を続けてきていること。
日本ではIJARC(Institute for Joint Academic Research Collaboration)という組織が、Microsftとの連携研究システムになっていること。
これからはCommunityの中の一つの中心的役割をこのSilicon Valeyで担ってゆくこと。(そのCommunity中にはGoogleも入っていると付け加えてところで、会場は大笑い。)
Mobile関連技術の開発はどうなっているのかと私が質問すると、Network技術としてはRedmondで研究している、という答えが返ってきた。 やはりPCの覇者としてPCの世界での研究開発が中心のようだ。
その中のWorldWide Telescopについては、開発者のDinoj Surendran氏から講演会場で説明があった。
これは、今までの膨大なNASAのデータを閲覧できるWebサービスである。 ちょっと暗いが、Dinoj氏の説明Video
氏はWashington州のRedmondの所属で、この開発でこの2ヶ月はほとんど寝ていないそうだ。 GoogleがEarthを取ったから、Microsoftは宇宙を押さえたわけだねと聞いたら笑っていた。
全部で12の研究テーマについて、デモセッションが別の会場で行われた。
開発者と、直接話をしながらデモを見せてもらう。
地球環境の情報をShareする仕組み、Web Pageを翻訳して、同じ画面に表示する仕組み(これは、IE 8.0で、http://translator.live.com から入ることができる)
また、タッチパネルで指の動き似合わせた表示画像の拡大や移動など、基礎的な研究もしているし、Network Securityについての研究も、進めている。
Researchの内容的には、シリコンバレーの企業(GoogleやAppleやWeb Security関連会社)の方が先に進んでいるという感は否めないけれど、必死に追いかけているMicrosoftの気迫は十分感じられた
私の質問も含めて、その回答は丁寧であった。 それだけ(Web技術では)追い詰められているという危機感をもっていることがわかった
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