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【SV】 書籍は時代の鏡

  • 2008-01-28 (月)

シリコンバレーに関する書籍のリストを作ってみると、見えることがいろいろある。

早くからシリコンバレーに進出してきた会社や個人は、1960年代くらいからシリコンバレーに来てビジiネスをはじめている。

このListをまとめてみて、2008年01月27日.jpg気がついたが、シリコンバレーと本格的に騒がれ始めたのは1990年代になってからである。 そして2000年ごろまでは、形や目立つ事柄を取り上げて書かれた書籍が多くなり、2002年のシリコンバレーは死んだか  マーティン ケニー、Martin Kenney、加藤 敏春、 小林 一紀 (単行本 - 2002/7)が出された時期を最後に、シリコンバレー関連の日本語の著作は、訳本、ガイドブックなどを除いて、姿を消す。 シリコンバレーも、10年サイクルのエンジンが何であるか、まだ分かっていなかった時代である。 しかし、現地の人たちは「シリコンバレーがダメなら、しょうがないよね」という風潮であった。

再び日本人の手で書かれた本が出版されたのが2005年で、皮切りが ゴールドラッシュの「超」ビジネスモデル  野口 悠紀雄 (単行本 - 2005/9/21)。 そして2006年になって、Internetの進化を切り分けた、梅田氏の大ベストセラー ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)  梅田 望夫 (新書 - 2006/2/7) である。

2000年のバブル崩壊の後、2005年から書かれた本を読むと、シリコンバレーで腰をすえて生活してきた人たちの本が、次々と出版されている。 バブルをくぐり抜けて、あの人が書いている、という時代になったというのが、実感。 そして、WEb2.0的に、ブログなども使いこなして、リアルタイムでのコンタクトも実行しながら進んでいる。

Think Local Act Globalが、すでに実現している。 いろいろ考える機会や、人のつながりを生かす仕組みづくりには、シリコンバレーが重要な役割を果たすと今でも信じている。 時代の流れと付き合わせると、出版された書籍の著者達や時代背景が懐かしく思い出される。 このListは思い出に浸るだけでなく、将来に生かしたいものだ。

書籍リストは、まだ完璧だとは思っておりません。 Open思想を体験するために、ここにGoogle DocでPublishしました。(書き込みいただける方は、メールアドレスをお送り下さい。 Shareファイルで書き込み可能にします。 メールあて先は、 atom55@gmail.com です。)

絶不調もようやく抜け出せつつある。 現在、好調度60%になった。

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