シリコンバレーの歴史が面白いのは、現実とすぐつながるから。 そして、人と技術とが、素直に動いているのが見えるから。 それぞれの解決結果を見てゆくと、シリコンバレーで行われていることが、最適解になっていることが多い。 歴史的に見ても、地理的に見ても、このように「ロジカル」で「透明」で「革新的」なポジションを継続できた場所はないと思う。
その一つの原因が、優秀な知恵が沢山いるのだが、そのレベルがお山の大将ではなく「他者の優秀さを認める」レベルになっていることだと思う。 このレベルは、私の経験では、飛び切り優秀な人にしか見られないものである。 しかも、シリコンバレーは「他者の優秀さを認め、それを使いこなす」別な意味での優秀な知恵が沢山ある。 一昔前はそれを、海千山千といったのかもしれないが、その人たちの活躍の場を作り出し、そして産業にしてしまうところは、世界中他にない。
今年は、Go Greenがシリコンバレーでも脚光を浴びた年でもある。 (ノーベル平和賞もGreenでシリコンバレーから出た!) そうやって考えると、私は「日本人がもっとシリコンバレーにいない限り、日本の未来は拡がりがないだろう」と演繹的に考えてしまう。
今年最後の心配はこれくらいにして、歴史をまとめる作業に戻ろう。
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