- 2007-12-07 (金)
来年のJUNBA2008で基調講演をお願いしたのだが、とうとう時間が合わないで、JUNBAには参加いただけないことになった。それでというわけではないが、急遽、この講演会に参加した。 先生とは、6年前から日本を変えましょうと、誓い合った仲だと思っている。 会場には知っている顔ぶれだけでなく、今まで知らなかった人たちと沢山会えたのが良かった。
みんな、日本の将来を心配しているし、黒川さんの安部元首相プロジェクトである Innvation25 の成り行きを見守っているのだが、やはり、日本では「市民」の力が弱められていて、改革には届いていない。 講演後、先生にご挨拶をしてから、夜の予定に、強引に加えてもらい、さらにお話を聞くことができた。 この場はCarifornia Cafeで総勢10名、このメンバー、只者ではない人たちがいた。 Innovation25で黒川さんと一緒に仕事をして、今年某官庁を辞めて、今は自費でUC DevisのMBAに来ている人。(以前、Harvardに官費留学した甘さが全くないと本人が言っていた。 素晴らしいことだ) そして、Stanfordで教職を探す、ポスドクの女性医師。 総領事と、Jetro所長も同席して、それぞれ意見は噴出。
話をしていても(Dasher先生という超親日家の先生の言葉からも、日本は変わらない、肩書きばかりが優先して、良いものが採用されないなど)昔と変わっていない。 そして、インドや米国で日本のビジネスを応援しようとする人たちも、日本でのビジネスの取り進めの難しさを、こぼす。 黒川先生は、日本でInnovation25を提案したけれど、実際に採用されたのは、まだまだ少ない。 決めたら、すぐやることしかないはずなのに、やらない。 失われた15年というのは、本当に大きい。 経営者のリーダーシップと、よそから学ぶ姿勢と、そして女性、外国人の活用がすぐできることであるという点で、合意できたが、これもスピードがなければ意味がない。
いよいよ日本も正念場だ、と思っている人たちに会えたのが、今日の大きな収穫であった。
黒川さんのブログはこちら。 講演の最後は TYPE MY NAME in Google http://www.kiyoshikurokawa.com/
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