- 2007-12-04 (火)
企業も、様々な部署で使い始める。 例えばEli LillyのR&D、P&G Marketing、 Yet2.comなどなど。 IBMは公開でブレーンストーミングを行い、参加者15万人/3日間 Onlineで実施して、莫大な将来のビジネスのネタを仕込んだという。
一方、SNSが急拡大している。 Facebook、MySpaceなどなど、人を集めるのは、消費者を呼び込むためだけでないことが急激に注目を集めている理由である。
例えば、NYCにあるCall Center経営者の集合の中では、専門家集団なのでCall Centerの問題はすぐ解けてします。 Amazonも、あらゆる本(古本)を扱うようになって、それを再販する古本屋さんが、希少本情報提供し、古本売上げを伸ばす。 オーストラリアではビールに関与したことない人が、Breweryを作る。 なんと商品企画、販売、製造技術まで、集合知で解決。 会社が立ち上がった。
一緒にやる楽しさが、大きな原動力なのかもしれない。
SUDOKUは、日本人の発明。 教える喜びがもとで、版権フリーでできている。
Onlineで買い物する人の77%は、Reviewを見る。 店先や市場でのおしゃべりが戻った。 Word of Mouth(WOM)=口コミの重要性を再認識。
広告のTarget年代に広告制作に参加してもらう。 TOYOTA、SONY、L'Oreal 今後は専門家と全体を見る人の協働になるだろう。
現在では、集合知の活用はITを使えば、ほとんどコストがかからなくてできる。 このところは大企業に有利な部分でもある。 そこで、インフラと人財の層の厚みで組織のメリットが出てくることになる。 ジャック・ウェルチ わが経営 <上>ジャック・ウェルチ わが経営 <下>を読んでいたときに「ハット」したのだが、GEは1990年代にすでに社内のE-Commerceで数千億円の経費削減をしていた。 インフラがあれば活用の仕方で、大きな利益が出せる。 いかに経営者が頭を使うかの問題である。
集合知だけ集めてもやるべきことは出てこない。(集合痴になるという冗談もある) そこに必要なのは、集合知に目的を与えること。 会社は時間とお金をかけて社風を構築する。 そのための知の活用が必要である。 それだけでなく、これからの世界では、個人として、組織から離れつつ、まとまりある知的な働き方があってもいいのではないかとも思える
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