- 2007-11-27 (火)
これが、新しいことを採用するときに大きな障害になる
本当のポイントは中間より上の管理職のタテ割りから協働への移行である。
21世紀型の経営という形でまとまった本が出てきたMobilizing Minds: Creating Wealth from Talent in the 21st-century Organization
この本によれば米国企業の活力の原点は3つ。
1.はITの活用による「個人の持つ知」の共有
2.は中間より上の管理職を、タテ割りのままで終わらせないITとTOPのLeadership
3.は組織学習の定着である
TOYOTAは3に圧倒的に強いので、藤本教授からは体育会系といわれる。 ものづくり経営学―製造業を超える生産思想 (光文社新書 293) 1.と2.は3.を足場にすることで可能となる。 3.を定着させ、1.の共有=見える化に変え、2.のLeadershipが、方向性を決める。
この本によれば、時価総額TOP150社の米国企業の知的資産価値は1995年から2005年までで約10倍の伸びだという。(有形資産は3.4倍)
Web2.0的な改善が進んで、ITのインフラも変わろうとしている。 しかし、それでも1.の部分の強化にとどまるので、どうじても2.が必要となる。
さあ、どうするのか日本の企業は
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