Home > 【NYC】 NYCのビジネスの視点

【NYC】 NYCのビジネスの視点

  • 2007-11-09 (金)

今回、NYCでインターネットでのビジネス、とりわけ広告とマーケティングの可能性の話を沢山聞くことができた。 

シリコンバレーが技術を担っているとすると、NYCはビジネスの可能性を「大企業に売り込む」という視点で見ている。 既存の仕組みの中での、ビジネスの最大化を図るわけである。

現在は、それぞれのSNSが開発したツールやSNS自身の「集合知」の活用に視点が向いている。 シリコンバレーでは技術を開発する先に、たくさんの可能性を見ている人たちが多いのと対比して、NYCではビジネスで使えるかどうか、お金になるかどうかの発想が強烈であった。 10年前、ITインフラが一番整っていて値段が安かったのは実はNYCである。 その理由はWall Streetが太い回線をも使っていて、その余剰回線が使えたという背景もある。 NYCはしっかり技術の流れを見ているし、使いこなす。 

SNSに話を戻すと、私自身は日本のMIXIとかをやってみたけれどあまり広がりがなくて、個人ブログに乗り換えた。 SNSの技術的な可能性を探っているのは「はてな」だと思う。 (私のはてなブログは現在は休止中だが) 「はてな」の社長の近藤さんがシリコンバレーで仕事をするということは、とても理にかなっている。 

最近はSNSやブログはGlobalな「井戸端会議」ではないかと思っているが、広告やマーケティングでも再び「口コミ」の価値が見直されている。 Broad Bandとインターネットの広がりが、昔から培ってきた人間の行動に立ち戻っていることが、とても面白い。 この流れは、ちょうどNetscapeが出てきたときと良く似ているのかもしれない。 可能性を持ったインフラ、あなたはどう使いますか?

帰りは、JFKからSan Diego経由。 6時間のフライトは疲れる。 それでもSan Diegoからの乗り継ぎ手続きは空席待ち。 変更はうまくできたが、Commuterなのでバスに乗らないとそのゲートにたどり着けない。 時間はあと25分でやっとバスが来る。 5分ほど乗って、ようやくゲートに到着。 そしたら、Securityが行列。 イライラしながらも、やっとのことでSecurityを出たとたん名前を呼ばれて駆けつける。 「5回も呼んだよ」といわれ、靴は履きかけベルトも完全には締めずに飛行機へと急ぐ。 (Commuterなので滑走路からタラップで乗るのである) カウンターのおばちゃんに「ベルトが締まっていないよ、彼女は喜ぶかもね」とか言われた。 忙しいのに、ムダ口を叩くやつもいるわけだ。 今までで一番あわただしい駆け込みだった。  無事席について、間もなく出発。

沈む夕日を機内から見届けているうちに、先ほどSan Jose着。 合計7時間20分のフライト。 国内にしては、十分すぎるくらい長かった。 日本からのお客さんとの打ち合わせは、お疲れのためキャンセル。

Technorati Tags: , , , ,

このブログ内をタグ検索: , , , ,

Comments:0

Comment Form
Remember personal info

Trackback:0

TrackBack URL for this entry
http://www.imanetinc.com/mt/mt-tb.cgi/350
Listed below are links to weblogs that reference
【NYC】 NYCのビジネスの視点 from 八木博のシリコンバレービジネスブログ

Home > 【NYC】 NYCのビジネスの視点

Search
Feeds

Page Top