- 2007-10-23 (火)
拡がりと奥行きを持った教科書が出てきた、というのが感想。
日本の教科書は(大学も含む)教材のテーマについて歴史的背景や国際的広がりについて言及することが少ない。 日本が「ものづくり」を本当に大事にして、育ててゆくのであれば、歴史と国際レベルに対する視点を外してはならない。 170のkeywordによる ものづくり経営講義は、初学者に対する入門編であると同時に、実社会の経験を積んだ人にとって「ものづくり」の考え方が、自分の仕事(観)とどのようにつながっているかを、しっかり考えさせてくれる。 このような基礎的な思考のまとめは、現状を見直すときの「軸」となる部分だと思うし、大学が本来持つべき機能だと思う。
日本が「ものづくり」の実績を世界に発信している今、一見関係なさそうなビジネスであっても、立ち返るときに参考になる本である。
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