- 2007-10-15 (月)
90年代以降の日本経済は、新たな地平を開くことができずにずるずるとまた、無駄な時間を過ごしたというわけだ。 それもそのはず、今までの経済システムの崩壊を防ぐことを目的として動いたわけだから、仕方がないことである。 経営のトップも変わらないで居つづければ、過去をよしとするところに戻るしかない。 しかしそれはすでに破綻していることに対してはフタをしてきた。 手元にある本を見ているうちに「日本経済 競争力の構想」(日本経済新聞社)という、2002年に書かれた本がある。 書かれている内容は、膨大なデータに基づいているが、「一人一人ベンチャーの気迫で頑張れ!」とお役人が言っているだけ。 しかも副題はなんと「再生の道順を明示する」とまで書いている。 大本営の発想である。 自分はリスクをとらずに、人にハッパをかけている、それを支えるマスメディア。 一度、図書館で立ち読みしてみるといい「自分で考え、行動することが、いかに大変か、そしてその経験を持つ人たちしか意味のある言葉を持っていない」ことがわかるから。
私の仲間達(独立自営業者の集まり)の活動も、ようやく動き出した。 そのつながりを拡げるために今日は、シリコンバレーへ進出してきた人と意見交換をした。 気構えを持った人たちを見つけ出し、草の根でもいいから、それを大きく育てる風土、シリコンバレーの持つこの玉手箱を、何とか生かしたいものだ。 でも、手ごたえは出てきている。
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