- 2007-09-11 (火)
を聞く
Richard StallmanはGNU(グヌウと発音する)Projectを立ち上げ、Freeでみんなが参加して作り上げるMovementを作った人である。 現在のOpen Sourceのはしりと言ってよい。
今日は、San Jose State University(Mitchさんの通っていた大学であるが、Michiさんの経営の最適化ブログはこちら)そこでセミナーが聞けた。 私は家からバスで出かけた。 もちろんVTAのバスである。 Free softwareについては、表面的なことしか知らなかったが、今日はとても面白いことを聞くことができた。
Freedomについてはつぎの4つの自由を考える。
0. 自由にS/Wを動かすこと
1. 自由にソースコードがいじれること
2. 自由に仲間にコピーが渡せること
3. そして、みんなが自由にCommunityに貢献すること
ただし、これは 実用的なSoftwareを対象とする。
既存の、著作権で守られているSoftwareは、1.がBlack Boxになっているし、2.は違法行為ということになる。 MSのVISTAなどは、MSの言いなりにならないと(Updateは強制だそうだ)作動しないそうだ。 しかも、利用者が使っている機器やSoftwareをすべてMSに送っているという。 この0.-3.までがなぜ必要かというと、0.は当然S/Wを走らせる自由が無ければ始まらないが、1.についてはSoftwareはBugがあるのは当たり前。 そうすればBugを直すためにはソースコードが必要になる。 それが公開されないと主体的に関われない。 そして2.については、CopyRightという考え方になるが、これを開放してしまおうというわけである。 そうすれば、実用的なS/Wが目指すべきCommunityに対して、それぞれの人が貢献できて(結果として良い社会ができるではないか)というロジックである。
Open Sourceのはしりであり、既存のS/W関連の会社とは利害が真っ向から対立する。 彼自身はENEMYは Microsoft、Apple、Sony、Disney、Universal・・・などを上げていた。
社会がどうあるべきかという観点で1983年からGNU活動を続けてきているが、彼のような視点をもって行動したことが、現在のOpen Souceの潮流を作り上げているわけだ。 私の持っていた、LinuxがFree Softworeだという、アホな勘違いを考えなおさせてくれた講演会であった。
最後の写真は、Hard Diskの円盤を頭にかぶって、聖者(St. IGNUcius)の姿をしたStallman(写真右)
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