- 2007-09-21 (金)
米国の大学には、外国の学生を5%以上受け入れるという基準が制定されているが、実際に到達している学校は少ない。 全米のComminity Collegeでも、NYCとWashington DCとSanta Monicaの3箇所だけが5%台になっている。
外国人を受け入れる理由
これは、米国の基本政策で「異質なものを入れたほうが、Activityが高まる」「外国人からは、高い授業料が取れる」「優秀な人が残れば、労働力として活用できる」という地域からの観点と、「国の治安に貢献する」「国際的に開かれた地域となることができる」などなど、米国として数多くのメリットがある。これが20世紀後半に実証されたわけである。 また、米国人向けでは数学や工学系の科目は人気がなく、外国人にはその科目が人気があるということで、Collegeとしても教育レベルを上げることができるという事情もある。実際の学生募集に関しては、右の地図にあるようにアジアを中心に回っている。 日本も、東京だけでなく名古屋、大阪と回る。 シリコンバレーという世界に類を見ない場所で勉強できるのは、素晴らしいことだと思う。 日本の若い方々にも、是非チャレンジしてもらえればと思う。
一年間の学費などは、この記事によれば、授業料と下宿など含めて、1万7000ドルだという。 Community Collegeっを終えるとさらにUCやUSCあるいは米国の大学jに進む人も多い。 身内の話で恐縮だが、私のいえの次男も高校を卒業してすぐは自分のやりたいことが「見えていなかった」 このFoot Hill Collegeで哲学の先生と出会って「哲学」の面白さに目覚めて、夢中で勉強を始めた。 今はUC Berkeleyで「哲学」を学んでいるが、自分がやりたいことを探しながらそれを具体的にするチャンスは、シリコンバレーは多い。
英語?No Problem!
このようなシステムであるから、英語力の無い学生も沢山来る。 Collegeはそのための夏休み6週間の英語特訓クラスから、秋の新学期へとつなぐプログラムもある。広い視野を持った若い人たちがシリコンバレーからどんどん育って欲しいと、切に願う。
おりしも、鹿児島大学のシリコンバレーツアーが今週行われている。 今日は私が役員をしているSVMFの月例会にも学生さんがたが20名以上(鹿児島大学と慶応大学の学生さんである)参加していただく。
明日は鹿児島大学の「未来フォーラム」もある。 そこでは「北進斜にさすところ」という三国連太郎主演の日本での来年のお正月映画の上映もやる。 にぎわってきたシリコンバレーであるが、もっともっと賑やかにならないと、日本の国力に見合っていない。 忙しいが、楽しい週末である。
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