- 2007-07-15 (日)
という、NGOがある。 政府に100ドルパソコンを購入させて、発展途上国の子供達にLap Top PCを提供しようという、プログラム。 MITのメディアラボを開いたNicholas Negroponteが、会長をやっている。 以前から100ドルPCというコンセプトと、米国の企業がどのように参加するのか、ものすごく興味があった。 Negroponteは、このプロジェクトはLaptopのプロジェクトではなく、教育についてのプロジェクトであることを強調している。 この集まりに、INTELが参加することが発表された。
中心となるNGOメンバーはMIT メディアラボ関係者が多い。 その中で Michail Bletsas Chief Connectivity Officer というのを見つけた。
CCOというわけだ。 人と人をつなぐことを、プロとしてやっている人というわけである。こんなポジションがあれば、私も大いにやってみたいものだ。
このプロジェクトは、MITを中心としたグループが呼びかけ、Software、Hardware、ゲームなど子供達の教育に関する分野をカバーして動いていることと、業界も各企業ベースはもちろん、Open Sourceにも呼びかけているところが、時代を反映している。(Linuxを使うとすれば当然であるが)
Home PageのMainが Wikiにすでに入っているのもユニークである。
企業関係者にとって、このNGOに参加するメリットというの、お金に変えられない部分があると思う。
(すぐに思い当たるのは、省電力Chipでないと、開発途上国では使えないし、SoftwareもFreeでないと搭載できないなど)
このプロジェクトが進むと、世界中のPCユーザーの構成が変わることになるし、教育の考え方も変わってゆくだろう。
実際のところ、まだコストは200ドルを切っていないようだが、着実に目的に向かって進んでいる。
日本の教育関係者も、ここで議論されていることが「本質的に何であるか」「PCと教育の関わり」など日本の中ではあまり議論する機会のない視点で考えることができると思う。
目の離せない動きである。
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